メインストリートに沿って、広〜いビーチ沿いの遊歩道を歩く。 ガイドブックなどで必ず見る風景だが、私はこういうところは苦手だ。 人が少ない、ゆったりとしたところ、そう、ドンデッドみたいな素朴なところがいい。 でも、来た以上、寄ってみたものの、こ…
一息つくと、まずは、泊まる宿だ。 深夜バスで節約したし、たまにはいいホテル泊まろうかな。 ピックアップしていた候補から、”スタッコート3”を選ぶ。 『リーズナブルで屋外プール付き、夜のプレイスポットの中心街。決まりだ!』 今までは3桁止まりやっ…
6月25日(月)、11日目空も白々明けてきた。 パタヤー近くに入るとバスが所定の降車場所に止まりはじめ、少人数づつ客を降ろしていく。 パタヤーの標識文字がチラッと目に入る。メインストリートみたいだ。 慌て、運転席を覗き込み、 「ヘイ!パタヤー…
いつの間にか、眠りについた。 そして、目が覚めてしまった・・・、 『ウー、トイレに行きたい!・・・休憩はまだか?』 悶々としていると、セブンイレブンのあるガソリンスタンドに入った。 ガソリン補給だ! 「ヤッター!!!」 助かった。 用を足し、ホッ…
バスに乗って、微睡んで、18:30。 戻って来たぞ、ウボンラチャターニー。 早速、バスチケット窓口へ。 「パタヤー・・・」 「ない!」 無しやて・・・。 「絶句!」 「日曜、無いよ!」 「休みか、そうやな、日曜・・・行く人おらんのか・・・」 途中で、付…
14:10分。 メコン川を渡る橋の手前あたりにあったバスターミナル(気がつかなかった)で降ろされ、チケット持って、ウボン発、15時に乗り換えろと指示された。 (らしい。ことば判らないとこうなる)バスターミナルで、チケット、窓口に出す。 ウボン行きの…
吹きさらしの広場の片隅に小さなチケット受付場所だけがある、 殺風景なバスターミナルである。 そこに群れる私たち観光客。 小さな窓口に、チケットを出し、正規のバスチケットと交換する。 私もチケット(というか紙片みたいなモノ)を出し、 「ウボン!」…
6月24日(日)、10日目部屋の前で迷ったのか? 牛が草を食んでいる。 『さぁ、無事に船着場で船に乗り、ウボン行きのバスに乗り換え、国境を越え、 タイに入り、パタヤー行きの深夜バスに乗って行けるんだろうか?』 と不安を抱き乍ら、チンピラ風兄ちゃ…
陽が暮れ始めた頃、AYさんの宿に自転車で向かう。 すると、昨日、買ったオレンジのパンツを爽やかに揺らし乍ら、 ニコニコやって来る彼女と出会った。 「おお、それ、明るいやん」 「そーう・・・あのさ、あの乱暴な運転していた人の店、あったでしょ。あそ…
ひと息ついた60のオッさん、私は、やっと口を開く。 「体力あって、強いんやな」 「そう、けっこう歩いたりもするし、それに好きだし。こう見えてもパワーあるんだ」 私はパクセーでのことを思い出し、 「そうやな、大したもんや。アンタみたいにドンドン歩…
さて、あの来た道を帰ろう。ペダルを踏む。 しばらく行くと集会所みたいな所から民族音楽が聴こえてくる。 通り過がりに見ると若者が演奏していた。 その音楽を耳に、凸凹道、水溜りの悪戦苦闘の始まり始まり。 でも、慣れてくると結構気持ちいい。 こう走る…
畑、草叢、鬱蒼と繁った樹々の中、 凸凹道を、ある時は、ど真ん中に大きな水溜りがある道の脇を、幾度も幾度も、 バランスを崩さず進んで行かねばならない。 日々、起こるスコールの形跡だろう。 そんな道が続く・・・。時々、観光用ソンテウが私たちを追い…
トムズ・バンガローの前の道をフェリー船着場の反対、南側へ進んで行く。相変わらず凸凹道に、水溜り、土塊、危うい板の橋とこれでもかと続く。 そして、観光客相手のレストラン兼ショップ兼飲み物売場がたまに軒を並べる。 洗濯物がズラリと干された島の人…
6月23日(土)、9日目起きると下痢気味、トイレ近し。 朝食サービスのなさそうなチンピラ風兄ちゃん、改め若ダンナのお店。 でも、何か食べさせてくれるだろうと思い、Cafeへ。 若ダンナ、奥さん(ここで、奥さんと判る)、二人の娘さんが和気藹々と パ…
「ヘーイ!居るよ!」 誰かが声を掛ける。 「?・・・」 私を荒っぽい運転で送ってくれた飛ばし屋兄ちゃんだ。 「アソコ」 見ると、AYさんがメコン川が目前に広がるバンガロー風のカフェで寛いでる。店に入り、 「どうしてここに?」 「歩いていたら、彼に会…
休息してフェリー船着場までブラブラ歩く。 30分ほど掛けて、観光客相手のオシャレなバンガローやビアバー、 素朴な宿、雑貨屋に挟まれた土塊のガタガタ1本道をのんびりと行く。1本道の脇に入ると、そこは、田畑が拡がっている。 田舎だ。裸足の小さい子が…
案内されたお部屋。 どデカイ、ダブルベッド。 天井のどデカイ、扇風機。 トイレ&シャワールーム。 小振りのテラスにベンチ。 窓外はリゾート風、景色。 もう満足! で、日本円で1300円ほど、言うことなしよ!シャワーを浴び、先ずは、ラオビール130円を飲…
AYさん、程よく戻って来て、メコンの褐色の川を横切り、ドンデッド島へ。 川面スレスレの船、その開放感、来たぞっ!!って感じ。 なのに、私の弱い部分が、 『明日、帰る、フェリーとバスの見当つけないとダメだぞ』と囁いている。 「ウルサイ!先ずは宿へ…
到着。 ギラギラ太陽の真下、 映画「明日に向かって撃て!」のラストシーン、 ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが大銃撃で殺されていった、 開発途上のあの場所、 そう!ボリビアみたいな所にミニバスが停まった。一同皆んな、初めてなのに、徐…
バスの出発時間に、AYさんと落ち合い、ドンデッド行きのバスに乗る。 「?!そうなんだ(ここで体験する)ロングハイエース、これがバスなんだ!」 荷物は運転手が、後部にある空きスペースに、お構いなしに、 ギュッギュッギュッと押え込む。 乗り込み、私…
6月22日(金)、8日目ロビーで20半ばの若い男が、 「ニホンゴ、スコシ」と、声を掛けてくる。 「そう」再度、確認。 「ここに、日本人居なかったの?」 「居た。一昨日、帰った」 「そう、私は昨日、来たんだ」 「帰った・・・のか、私は、今からドンデ…
パクセー。 ここは、目的地の中継点みたいな滞在なんだな、単なる通過点かなと、思ったりもしたが、 私にとっては、やはり、これも一つの旅の行程、密度の高い確かな、断片である。で、暗い夜道、彼女のホテルから4、5分のところ、明るい時と違って暗い時の…
陽が傾きかけた頃、街を散策がてら、いい店あったら入ろうかとテクテク、ウロチョロ。 スーパーマーケットみたいな露店の集まった所、 カフェ、ピッツア屋、ヴィエンチャン行きバスターミナル・・・。 素っ裸の5才くらいの可愛い女の子が水浴び、私はパチリ…
ホテル近くに着くと、とっても軽〜い感じの短パンとビーサンの彼女がやって来た。 その溢れるリラックス感が私の強張り感を柔らかくしてくれた。 旅道中、ピリピリした神経はこういうときに緩〜く、一気に解きほぐすんだなぁと、 その変わり身に感心するばか…
「フォレストホテル&レストラン」カタカナだ!フォレストホテル&レストラン『ホンと、日本人、居るかな・・・』とチェックイン。 若いアンちゃんが、ニコニコして「OK」、 「日本人は居ますか?」 宿を予約するときに、日本のおじさんが居ると書かれてあった…
乗り込んでしばし車窓を眺める。 タイと違って素朴、床上の家屋をよく目にする。 ヤギ、水牛・・・動物たちもウロウロ。メコン川を渡る2時間ほど揺られメコン川を渡る。 もうすぐだろう・・・。 バスはバスステーションらしからぬ所で停車し、私たちは降り…
建物に群がっている人々は、順番らしい順番はなく、 思い思いにパスポートを窓口に差し出している。 入国証明が必要なのだ。でないと不法侵入で捕まるのだ。 でも、この手続きをせずに先へ、行こうと思えば難なく行けそうなのである。 厳重そうでもあるが軽…
バスは国境に着き、出入国手続きに向かう。 荷物はこのままで、バスはそまま移動する。 この時、私は何も考えておらず、普通に手続きが終わると、 この停まっているバスに戻るのかなと思っていた。 (でも、そんな事はないハズです。何しろ国を超えるんだか…
「国境はまだかなあ・・・」 様子をチラリ。 「起きてるみたい。よし!・・・Where are you from?」 「日本です」 「!?ああ、そうですか。私も、60ですが、初めての一人旅です。1度は経験したくて」「そうですか。いいじゃないですか」 「旅慣れた感じで…
6月21日(木)、7日目「戻って来たら、またヨロシクね」 と、お母さんとお嬢さんとで各々2ショットでパチリ!お母さんとお嬢さんの運転でバスターミナルへ。 市内中心を横切って行かず、外周りをどんどんスピードアップして、 ベンツを飛ばす飛ばす。 8…