60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その41
AYさん、程よく戻って来て、メコンの褐色の川を横切り、ドンデッド島へ。
川面スレスレの船、その開放感、来たぞっ!!って感じ。
なのに、私の弱い部分が、
『明日、帰る、フェリーとバスの見当つけないとダメだぞ』と囁いている。
「ウルサイ!先ずは宿へ行くことだ!」
フェリーが着く。
島に上がると、観光客目当てに装った店舗の佇まい並ぶ。
歩いて、宿探してみようかと、2人でトボトボ。
私の、お目当ては”Mr Tho's Bungalows"ミスター・トーズ・バンガロー。
彼女の宿と共に探しながら15分くらい歩いたかな、
心配になって目に入った飲み物、雑貨店の兄ちゃんに、
iPhoneで”Mr Tho's Bungalow"の予約サイトを見せる。
「OK」理解したようだ。
歩くと大変だからと、
バイクに客車の付いているトゥクトゥクの小振りバージョンの乗り物を用立て、
「これで行く!乗って、早く!」
と、押し売り、ムリやり感満々のゴリ押しで、あっ気にとられる。
彼女も合意して、気圧されレッツゴー!
ビュンビュンビューん!!!
狭い土塊道を、ごっつい段差も、板張りの凸凹橋もお構いなしに、
本人一人、はしゃいでるかの様にぶっ飛ばす、ぶっ飛ばす!
お陰で、私のもAYさんのもバックに、泥が飛び散っている始末。
が、彼は、ニッコリ、先ずは自慢げに、
「着いたよ!あれよ!」
『判ったよ。でも、ええ加減にせいよ。ったく!』と心の中で叫びつつ私は、
全くもって悪気があるようでない、得意満面な彼に、
「サンキュー」と返答。
で、先に見つかった私の宿。
しばし、2人に了解を得て、待ってもらい、
テラス張りのカウンターで寛いでる”Mr Tho's Bungalow"の経営者、
オーナーというかチンピラ風情の仕切り役と云った方がシックリする若いニイちゃんに、iPhoneの予約オーダーを見せる。
チラ見で、「OK、OK」これ書いてと宿帳を示す。
「???」
英語がズラリ、不明点も多々有り・・・。
判るパスポートナンバー、ネイムを記入して理解しようと悩んでいると、
AYさんの助け舟、
「1泊か何泊か聞いてるよ」
「はい、1泊です」
と、宿帳の続きをやろうと悩んでると、解らないと察したのか、
「OK、OK」
と、iPhoneのアゴタの契約文、云々気にすることなく、1泊、95000Kipと請求された。
「ムム、何か怪しい?・・・」
素早く、予約オーダーの金額をチェック。ほぼ掲示額通りなので、すんなり支払う。
で、早速、チンピラ風兄ちゃんは、お母さんにも奥さんにも見えるような女性に
部屋の案内を頼む。
私の様子を見届けてくれたAYさんは安心して、
「ジャーネー、また、どこかで会ったらねぇ」
と、飛ばしや兄ちゃんと自分の宿探しに向かった。