60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その45
6月23日(土)、9日目
起きると下痢気味、トイレ近し。
朝食サービスのなさそうなチンピラ風兄ちゃん、改め若ダンナのお店。
でも、何か食べさせてくれるだろうと思い、Cafeへ。
若ダンナ、奥さん(ここで、奥さんと判る)、二人の娘さんが和気藹々と
パンとスクランブルエッグを食べている。
「Hey、何か、食べ物ない?」
「こんなんでいいか?」
と自分らが食べているモノを指す。
「いい!食べたい!」
若ダンナは奥さんに朝食の用意を告げ、自分はコーヒーを沸かしに行く。
メコン河が眺められる席に着く。
まもなく、若ダンナがラオコーヒーを持ってきて料金を請求。
「8000Kip」
渡す。
「ニッコリ」
「食べ物は?」
「OK!」
彼らが旨そうに食べていた、フランスパンとスクランブルエッグが来た。
パンを持つと軟らかくて暖かい。
ちぎって、頬張る。旨い!
では、スクランブルエッグは?
と、一口入れる、ムムッ、
塩味で・・・これまた、Good!
ココアテイストのラオコーヒーも、また口に合う。
久しぶりの気に入ったブレクファーストって感じだ!
スクランブルエッグ代18000Kip支払うと、
若ダンナが、もうすでにレンタサイクルを借りてきたらしく、15000Kipをニッコリと請求。
『そうだったな、レンタサイクルのこと、云っていたなぁ・・・まぁ、いいか、ワザワザ取りに行ってくれたんだ』と支払うが50000Kipしかない。
お釣りの持ち合わせのない若ダンナは、後でいいと引き下がった。
この宿の、近くに10000Kipで借りられるとこあるんだけどね。上手いよ。
ある意味、商売の熱心さは見上げたモノだ。しかも、なぜかやらしさがない。
『俺が居るから助かっただろ、何でも言ってくれ!』がない。
+5000Kip稼ぐためにもあるが、泊まってる私のタメに必死だという感じがする。
だったら、早速、自転車でドンデッドの島巡りだ!
「で、聞きたいんだけど・・・」
若ダンナに地図を見せると、
「この滝、ここ見るとイイ!別れ道、のコッチ」
「OK!」
傍のソファでは可愛い小さな2人の娘さんが、私を見てイジイジしている。
「そうだ!」
こんな時にと思って持ってきたボールペンで書いた文字を消しゴムで消して見せる。
「!!!???」
驚く娘さん。
若ダンナも、「?!?」。
「イイやろ。あげるよ!」
と、娘さんに差し出すと、早速、無邪気に書き始める。
活動開始!
自転車に跨り、ペダルを漕いだ。
「さて、一周するぞ!先ずは、滝だ!」