動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その37

パクセー。
ここは、目的地の中継点みたいな滞在なんだな、単なる通過点かなと、思ったりもしたが、
私にとっては、やはり、これも一つの旅の行程、密度の高い確かな、断片である。

で、暗い夜道、彼女のホテルから4、5分のところ、明るい時と違って暗い時の風景がしっくりこない。迷いに迷って、2、3の人に尋ねたりして、
心細くなるも、30分ほど、やっとの事で宿に着く。
振り返れば、1ブロック先に進めばいいところを、何故か何度もその手前まで来たハズなのに、その先を行かなかったんだ。思い込みは怖いもんだ。
1ブロック先の左手に在ったのに。

ヤレヤレ、シャワーを浴びようと、部屋のドアを開けると、
若い金髪の女性が右手のベッドで寝転びスマホを見ているではないか。
『オオ〜、混合ドミ!彼女は平気か・・・当たり前よ。バックパッカー達はそんなこと気にしない。それがいいんだよ』と心の声。
「Where are you from」
「Swissland」
「From Japan」って言い返したかは、忘れてしまった。
それっきり、何も言わず、ルームライトのオン、オフだけ、目配せして(世界共通)、自分のベッドに就く。
スマホに夢中の彼女に、それ以上声も掛けられず、(←またもやか?!)
ドアの開け閉め、荷造りの音に気遣い、喋れないもんなと開き直る・・・ブツブツブツ。
というか、明日のAYさんとのドンデッド行きのことが気に掛かるのか・・・でもさ、
スイスの女性だよ。喋ることが出来れば、どんな未知の世界が拡がっていくのか?
・・・ってことで、目が覚めると、彼女が眠りについてるうちに、その部屋を出て行く。

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部屋の窓から見える向かいの家