動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その40

到着。
ギラギラ太陽の真下、
映画「明日に向かって撃て!」のラストシーン、
ポール・ニューマンロバート・レッドフォードが大銃撃で殺されていった、
開発途上のあの場所、
そう!ボリビアみたいな所にミニバスが停まった。

一同皆んな、初めてなのに、徐に、既に行き先を心得ているかの様に、
屋台が並ぶ土道を、ある一方向に歩いていく。
メコン川にあるフェリー乗り場へ。
灼けつく太陽と土埃と屋台。
まだまだ、未開拓な地。
そこに、並んでいるATM。
感心する、この様な場所にも健全と立っているATM。
で、一体、何時、誰が、現ナマを補充に来るんだ。
こんな所へ!ATM天晴れである。



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フェリー乗り場へ

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行く途中

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船場

我々、ミニバス同乗者集団も、フェリー乗り場へ到着。
チッポケな小屋だけの乗船場

狭い待合室の一隅にある窓口でチケットを購入する人。
で、私は・・・??!!
『えっ!どう動くん?・・・手書きの紙切れ、このチケット、どうなるん?これ!?通用するん!?だって、手書きだよ!通じんの!?ここに居る、フェリー切符売りの担当者にこの乱暴に書かれた文字でOK なの?この人の取り分は?・・・!!??』
と一挙に難問疑問が去来して呆然!!
どうしていいのやら?!って、ホント、一人だったら舞い上がりそうだったが・・・。
AYさんが居る。
彼女の行動を、後方で見てるだけ。

彼女、窓口向かって、
「このキップ、フェリー込みよ!」
「OK」
以上、終わり、終了である。
「フーン、アヘ・・・」

次から次へと遭遇する未知な世界、そして、頭がパンク。
フェリー代込みの紙切れチケット、紙切れなのに神通力、100倍。
心配無用!紙切れってバカにするな!
フェリー代込み・・・、15000Kip は200円かぁ・・・とぼんやり浮かべる。
私一人だったら、なんやこんやで、混乱のまま、流れに身を任せ、
フェリー代払っていたかもな・・・。
落ち着け!
普通に、今持っているチケット見せて、相手の反応を伺うだけやん!
こんなフツーの事がフツーに出来へん、海外一人旅やねん!これが私。
(この時はAYさん居ますが)
ホンマに修行が足らん、世の中、知らなさすぎる。甘えったれやなぁと、再三、思う。
英語が出来なかったとしてもの事だ!!


出航まで待機。
彼女はトイレへ、待つ私。
しかし、待ちはじめて直ぐ、出発の声。
彼女は行ったばかり!
・・・中々、戻らない。
私は「トイレット、ウェイト!」
私は時間稼ぎも兼ね、ゆっくりと私と彼女の荷物をボートに乗せ、待つ。
心は焦る、焦らなくてもいいのに。
掛ける言葉が軽く出ないからだろう、
「もう、少し待ってて下さい、今来ます」からと。
なんもない事だ。
やはり、伝える事は自然に簡単に伝えたい、それが出来ないと”こう”なるんだなぁ。

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荷物