動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その44


f:id:tonpin:20190115111834j:plain

f:id:tonpin:20190115111833j:plain

「ヘーイ!居るよ!」
誰かが声を掛ける。
「?・・・」
私を荒っぽい運転で送ってくれた飛ばし屋兄ちゃんだ。
「アソコ」
見ると、AYさんがメコン川が目前に広がるバンガロー風のカフェで寛いでる。

店に入り、
「どうしてここに?」
「歩いていたら、彼に会って、呼び止められて。この店もやってるんだって」
「ああ、そう。アイツは何者なん?」
「そうね、何モンやろね」

フェリー着き場と私の宿と中間くらいにあるカフェだ。
アイツのお陰で再び、彼女と出会えたんだから感謝しないとアカンかな、
それとも、まぁ、こんな狭い所だし、互いに散歩すれば会うよなってことかな。

「で、宿は?あれから、もっと奥にあったの?」
「違うの!あの人、間違っててさ・・・実はここに着いた時、すでに通り過ぎちゃっててさ、判らなかったみたいだったけど、真ん前、歩いてたのよ。えへっ!船着場からすぐだったの」
「ふーん、そうなんや」
「全然、ないからさ・・・あの子、気がついたのかな。だから、戻ってみたら、あったのよ」
私は席に着き、ビールを注文。
若けりゃ、旅で出会った、トキメキデートなのになぁ・・・と、
メコンの黄土色の水を眺める。
いい気分だ。
こんな事は日本に居てたら味わえない。しかも、こんなシチュエーションで!
メコン川の色と音と匂いを感じながら。

f:id:tonpin:20181231095139j:plain
寛いだカフェ

フェリー船着場方面へ、AYさんと連れ立って歩き、お土産屋を物色。
「何か、おみやげは・・・?」
「娘2人に。このパンツ、いいかなぁって・・・」
「いいんじゃない。そうね。私も買おうかな」
私は象模様の紺と緑のパンツを2枚買った。
45000×2を8000Kipで購入。
彼女もオレンジイエロー系のパンツを買ったようだ。

「ウボンまでのチケット、買っときゃなね!」
AYさん、察したのか!
英語もままならない私に代わってチケット屋で彼女は、
「ウボンまである?」
「10万Kip]
「フェリー込み?」
「フフン」
「どこから乗るの?」
「この先の船着場!」
「そこだけ?」
「No!もっと、こっから奥に入った所アル!」
「どの辺?」
「OK!だったら、どこ、泊まってるんだ?」
「Mr Tho's Bungalows」
「OK、そこから2分ほどの所に船着場がある。そこから乗るといい。OK?」
「うーん。あったかな・・・」
不安だ。
「アルアル。スグワカル。10:40分には来てくれ」
ウボンラチャターニー行きチケットはゲット。
これで一安心。
明日の彼女の予定を聞く事もなく、礼を述べ、
「ジャーネー」と別れ、
ビールを買って、宿に戻る。

f:id:tonpin:20181231095146j:plain

シャワーを浴び、ゴロリとするなり、寝てしまって、起きたのが午後9時頃。
『そうだ、昼抜き、晩御飯・・・』
チンピラ風兄ちゃんの店を覗くが誰もいない。
その前後、歩くが店なんか開いてなさそうだ。
当たり前だ。
夜の9時。ここの島の人は健全だ。寝ているんだ。
仕方ない。
夕飯抜きで、グーーーッ・・・と眠りに入る。
『腹、減ったー・・・』

f:id:tonpin:20181231095126j:plain