動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その23

『さてと・・・』
そろそろ、宿へ行こうと、
駅方面に向かうであろうロコバス(ソンテウ)を捕まえようと、
通りに出て待つがなかなか通らない。
廻りを見回しても、別方向に向かうロコバスがチラホラ走っていくだけ。
マズイ!来るかな!異国の地での、この心境は結構、不安になっていく。

ブボーーーッ、来た来た、思わず駆けて行き、
「ウボンラチャターニー、行く?」って地図を見せ、ゲット!
後ろの席はイッパイで、運転席の横、助手席に座る。
ロコバスはタクシーみたいに、合図して、止めるのだ。
『おいおい、やれば出来るじゃないか!』
この頃から、少々、自信というか不安が減り、勇気が出てきた感じがする。

で、しかし、降ろされた所が、
確かにウボンラチャターニー駅に違いないが、その近辺みたいで、
進行方向、右手奥に車輌の引込み線らしい所が見えるんだが、
ここ、結構、駅から離れてるんと違うの?
と、不安が過る。
でも、仕方のない事だ。
引込み線らしい所へ行く。

1本道がその脇に沿って伸びている。

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1本道

『そうなんや!』15分ほど歩くとウボンラチャターニー駅、10THB。
『ここまで連れて来てくれよ』とボヤキ、我慢出来ず、立ち小便。
(多分、次の目的地を考えると駅前まで行くと不合理と考えたんだろう。少し歩くが、駅はある。厳密に決まった経路、目的地などはあってないようなモノだ。そういう交通手段なんで、そういう考え方なんだ。ここはタイなんだ!)

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ウボンラチャターニー駅(その19も)

預り所に荷を受け取りに行く。
すると、待ち受けていたかの様に彼女が、ツーリストガイドのお姉さんが現れる。
「どうでしたか、街は?」
「OK・・・」と、頼りない返答しかできない私は、
「これから、宿に行きます」
「どうします。歩きます、それともトゥクトゥク?」
 歩く気力は残っておらず、「トゥクトゥク!」と。
 彼女はベストなタイミングで現れ、この様なおもてなし。
 ここで、気を良くした私は何かの時に必要であろうかと買っておいた、
キットカット抹茶味をプレゼントし、
預り所の兄ちゃんに、彼女との2ショットをiPhoneでパチリ!してもらう。

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ツーリストガイドのお姉さん(その19も)

で、お姉さんに案内され、上機嫌でトゥクトゥクに乗り込んで、
ウボンラチャターニー駅を後に、宿へ向かう。
「サヨナラ〜、お姉さん!」

「今は、道を探し歩いて行くのも少々、面倒だし、また、後日、宿に着いたら、ウボンラチャターニー駅まで散歩でもしたらいい時間潰しになる」と思い、
ガタガタ、激しく揺れる乗り心地の悪いトゥクトゥクに振り回され、
アッという間に宿へ。
「着いたよ!」
「はや!で、60THB。まぁ、個人専用、いいなりだもんね」

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トゥクトゥク