動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その68

中華屋の隣で売っているココナッツアイスクリームの屋台。
気になり見ていた私に、
「これ、ご馳走になりましたから、アレ、ご馳走しますよ」
とEさん。
半切りにした茶色のココナッツの器に盛ったアイスクリームに
ココナッツの欠片とチョコを掛けた一品。
頂きます。
「ウマイ!ゴチソウサンデス、Eサン!」

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ご馳走になったので、値段覚えてません。

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撮られてました。

熱気に溢れた通りを抜けると、
私はEさんが居たので、
安心してセブンイレブンのATMで、無事、1000THB下ろす。
いつものことだが、現金を引き出す時は緊張する。
短い時間だったが、引きあげることになり、
Eさんは、例のバスアプリで帰りに乗る、バスコースをピックアップし、
今度は9THBを払って、宿近くで降りる。
心配してワザワザ、送ってくれたEさんは、
そこから、また、バスに乗り、滞在中の居所へ帰って行った。
「戻って、タイ語の勉強しなきゃ」と笑って言う。
『ほんと、真剣に頑張ってるんだ・・・』
「ありがとうございました。お疲れ様です」

近くにあったセブンイレブン、ビールとドーナツを買って、
ホテルに戻り、TVのスイッチを入れる。
「おお!ついてる!」

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その67

カオサン通り
想像通り、人々が行き交い、賑わい、熱気に溢れていた。
気を使って、Eさん、
「時間もそろそろ、何か食べましょうか?店に入るか、屋台で安いモノ買ってでもいいし」
「そうですね」
私たちは何気に鶏やソーセージを焼いている屋台に引き込まれて行った。
「食べましょうか?」
「いいですね」
私はチキン、Eさんはソーセージをかぶり付きながら、
ビールが欲しい私はどこの店に入ろうかなとカオサン通りを見ていた。
が、アッという間に終点。
「なんだ、これだけ!?そんなことないやろ」
「いえ、この先に1本通りがありますので、そこも」
とカオサンと並行して走る通りに出て、引き返す。

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カオサン通り

もちろん、こちらの通りも、それなりに栄えている。
ブラブラと物色しながら、
「次、いいところあったら入りましょう」
言った途端、リーズナブルな中華屋があったので、
そこに決め、野菜サラダ、春巻き、ビールを注文。
日本で食べる味とそう変わりなく、美味しくいただく。
「カンパイ!」

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入った中華屋

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人気のサラダ(名前忘れました)

明日の予定を話していると、
Eさんは、巧みにアユタヤ行きの時刻表、現地のロケーション地図の
アドバイスをしてくれ、家に戻ったら、ラインで送ってくれるという。
この心遣い、ホント、後程、大変助かりました。

Eさんとは、私がこのタイの旅に行く前、
日本で見ていた「地球の歩き方掲示板」で知り合った方です。
私が
「一人でタイを旅します。どなたか声、掛けて下さい」云々を発した時に、
ご返答下さったのが、このEさん。
彼とは、バンコクに入って、2、3日後に会う、
ウボンラチャターニーから戻ってから会う。
という風に予定を組み変えていたんですが、全て私の都合で流れ、
帰国迫った、最後の方の今日になってしまいました。
気長く待って頂いてありがとうございました。

最初、バンコクで会ったHOさんも「地球の歩き方掲示板」のサイトが
ご縁でお会いできたのですが、その他に2名の方にもお声掛けしてもらっていましたが、
スケジュール合わずという事で会えませんでした。
これも、縁というものでしょうか・・・。

タイでの一人生活のEさんも、
たまに「地球の歩き方掲示板」のサイトを見て、
今回の私の様に連絡して、出会いを楽しんでるようです。
ただ、よくサイトを見るEさんには、
文面などで、良い、悪いを感じるらしく、
サイトを利用して遊んでいる、イタズラしている、
優越感を味わっているような人もいるってなことが判るみたいです。

で、今回の私の場合も、
今日の昼頃までは疲れていたので、会うのを止めようかと一度考えてみたという事。
でも、このように会ってみると、会えてやっぱり良かったという事。
何気ないEさん自身の気持ちを素直に言ってくれたことが、何でしょうか、
変に私を高ぶらせ嬉しくさせてくれました。

彼、Eさんも異国のタイで一人、暮らして、
日本のDNAというか、文化の分かり合える人と久しぶりに会えたということ。
そして、
話の内容が互いに、55、60(才)で似通い、今後の生き方みたいな意見を交わせたこと。
今、一番、気になる直近のテーマの話などが、この僅かな時間で出来たことが、
互いに充実させてくれたのでしょう。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その66

タイの庶民に混じって、路線バス6.5THB、24円に揺られ、
対岸のワットアルン行きの渡し舟6THBに乗船して、
ワットアルンの門をくぐる。
入場料、二人分100THBを払い拝観。もちろん出します。

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奥の建物を抜けると乗船場
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船上にて
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揺られて

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降りた桟橋からワットアルンを望む

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入場門


急勾配の階段が建造物に威圧感を醸し出す・・・城塞・・・、
写真を撮りながら、ぐるりと廻り、上に登ると、
対岸のワットポーの全体が一望できる。

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奥に見える茶系の屋根がワットポー

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手前と対岸の乗船場

Eさんが、
「撮って上げます。自分が写っていた方がね!写ってなかったら雑誌の写真と一緒ですもんね」
と、度々に気を使って撮ってくれるようになる。
写真にも造詣深く、いいカメラも持っており、
スマホに至ってはデータがたくさん残るようにとSDカード2枚対応のモノらしい。
マニアックでもあるEさん。

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敷地内のみやげの物屋を覗き、
渡し船で引き返し、

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ワットポーの前の通り、サランロム公園、外務省、国防省
サラム・ルアン(王宮前広場)を抜け、カオサンに向かった。


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ただ、その前のラチャダムヌンクラン通り(結構大きな主要道路)、
ここを渡るのが大変だった。
信号が全然変わらない。異常なほど、15分位は待った様な感じかな・・・、
車がしきりに通っていく、かと思えば、
全く通らない事も数十秒、でも、信号は、まだ赤、ストップのまま、
当然、いつの間にか車が溢れて、目の前を走っていく・・・。
居た堪れない感じのまま、信号が変わらないので、
痺れを切らしタイミングを計って信号無視。
そうしなければ、本当に貴重な時間を失う事になるんだと、
日本人特有の私の価値観と思っていたが、
廻りを、見渡すといつの間にか集まっていた皆さんも
一緒の気持ちでイライラしながら渡っていた。
「フー、だろう・・・」

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その現場

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その65

待っている間、サッカー(ワールドカップ)を見ようと、
TVをイジっていたら画面が映らなくなった。
触ってはいけないスイッチを押したかも・・・。

フロントへ行き、身振り手振りで説明。
気前よく、直ぐ、部屋に来てくれ、TVをチェック・・・、
だが、すんなり、元に戻らない。
TVを壁より離し、設定器を触りだし、大掛かりになった。
案の定、タイムアウト・・・。

Eさんから、ロビーに着いたとラインが入る。
慌てて、ロビーに向かう。
待たせたEさんに、
「すみません。今、テレビ、直しているんです。少し待ってください」
と、引き返し、調整の様子を見る。
が、終わる気配がしない。
「もう、TVいいです。見ないですから、そのままで・・・」
と伝えようとするが、もちろん、私の語学力では伝わらない。
ニッコリ笑って、
「ハハァー!」
と懸命に格闘している。
『そうやろなぁ。どうせ、修理しないとなぁ・・・』
(ホテルの人にとっては当然のことである)
なので、私は、
「出かけるから、後は任したよ!」
と、”残した荷物の何かを取られるのではないかなぁ”と思いはしたものの、
その旨を何とか伝え、部屋を出て行った。

待たせたEさんに、改めて挨拶。
「ホントにすみませんでした。わざわざ出向いて来てくれたのに」
「いえいえ・・・直ぐ判りましたよ、ここ。で、どうしましょうか?
どこか、行きたい所ありますか?」
「タイに来た時から気になってたんですが、バックパッカーが集まるところ、
カオサン通りなんですが、どうですか?」
「ええ・・・」
気乗りしない様子だ。
でも、しばらく待って、
「・・・その通り、バックパッカー一杯で、僕も行きましたが、余り、好きではありません。最初はそれなりのレストランに入ったりしましたが・・・それだけで、今は・・・」
通りを歩きながら、Eさん、スマホをチラチラ覗き、
「・・・ここだと、近くに船着場がありますから、それ乗って・・・そうですね、
王宮の廻り見て、カオサン方面に行きましょうか?」
と、私をもてなしてくれるEさん。
「ええ、はい。そのチャオプラヤー川の舟も乗ってみたかったんです」
「そうですか・・・ワットアルンとワットポー、ありますが、両方見ます。
それか、どちらか?」
「1カ所でいいです」
「じゃ、ワットアルンかな」

Eさんは、スマホのマップを片手に船着場を案内してくれた。
が、なんと、一般は乗船できないみたいなところで、別場所の観光客相手の観覧船乗り場へ言ってくれとの事。
ここが、その乗り場の一つじゃないのか?

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如何わしい・・・・と思い乍らも、引き返し、バスで向かう事にする。
早速、Eさんはタイのバス路線図のアプリを使い、王宮に向かうバスを探し始める。
実は、混乱するほどいろんな路線のバスがひしめき合っており、1カ所の乗り場で、
行き先が同じでも回るコースが何通りもあり、
さらに、エアコンが付いてるバス、無いバスとランクもある。
しばらく、アプリと睨めっこしていたEさん、顔を上げ、◯と◯のバスが来たら、乗ろうと弾き出してくれた。

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Eさんは、55歳でタイ移住を決断。
現在、タイで語学勉強中という、自分の人生設計をしっかり持っている人です。
なので、タイでの生活も質素倹約。
タイ庶民のいわゆる並の生活レベルに合わせ、
金銭感覚も贅沢せずグーッと抑え、安いモノ、安い交通費、
無駄なモノは買わない事などなどを、身に付けようと、
生活環境に制限をつけ、頑張っている。
Eさんの振る舞いからも、それは自然に感じる。
暮らしをタイ中心に置き、世界の各国へ旅する夢を叶えようと、
長期プランをすでに組み立てているほどの、調査、詳細計画、堅実家のようだ。
タイ、バンコク、ここは航空の便がとっても良いところで、
各方面へ世界中、飛び立っているとのこと。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その64

6月27日(火)、13日目

迎えにきたKさんに、
「申し訳ありません。スマホ、貸してください。決算したいんです」
出鼻から無礼な頼み事をする。
これで、帰国前日の明日泊まる、ドンムアン空港近くのドミの予約、完了。
昨晩も私のiPhoneでは決済が出来なかったのだ。
「すみませんね、Kさん」

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バスステーションに向かう途中

ソンテウを乗り継ぎ、108THBでバンコク行きのバスのチケット購入。
Kさんも数日後、日本に帰るということでチケット購入。

振り返ると、私は日本人に助けられっぱなしで、一人で交渉、立ち向かっている場が少なすぎるんじゃないか!これでは、大きくなれんぞっ!と気が引ける。

バスが発車するまで待ってくれたKさんと別れる。ほんと、短い時間でしたけど・・・、
「楽しかったです。Kさん!」

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あの海賊バスとは大違い。
シートもゆったりで、乗り心地良し。室内も小綺麗ときている。
これが、いわゆる普通の公共中級バスなんだろうな。
と、パタヤーを後にして、高速道に入っていく。
9:50分。

窓外には、
熱帯雨林の深々しい植物、
度重なる補修をして喰いつないできたという感じの家屋、
錆び付いた工場で働く人々
が流れていく。
時折、日本のトヨタ、日産、ホンダの工場が一際キラキラと、
「おい、君たち、救ってやるよ!心配するな!」
ってな風体で現れて、私の目の前を通り過ぎていく。
『今日、明日とバンコク、アユタヤを廻れば、明後日、帰らないとな・・・』
バスも都市部に入って行く。2時間、もう直ぐだ。
重く、どんよりとした空から雨がポツリ。
スコールだ。
『着くまでには止んで欲しい、頼むよ』

そんなこと心配するまでもなく、
着いたのは1時間遅れの正午前。

スコールとほぼ同時、渋滞が始まりトロトロ、トロトロ。
慢性化しているタイの交通事情に遭う。
日本の昔もこうやったなぁと朧げに思う。
トロトロ、トロトロ、すでにスコールも止み、
トロトロ、トロトロ、
バスは、何時の間にか都市部の鉄道、BTSスクンビット線に沿って走っている。

途中で降りて行く乗客もポツリ、ポツリ、現れてくる。
私も降りてBTSに乗り換えて、宿に向かおうかと思ったりもしたが、慌てても仕方がない。
この状況に合わせて、終点エカマイ駅まで付き合うことにする。
12時50分着。

スクンビット線でチットロムに行き、
シーロム線に乗り換えスラサック駅まで、27THB。

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スラサック駅、降りて歩く

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地図を手に15分ほどで目的の宿、ジャストベッドホテルにチェックイン。

フリーWiFiを使って合う約束をしていたEさんにラインで連絡を取る。
地球の歩き方のサイトで知り合い、当初、旅の初めの方に会おうと思っていたが、
スケジュールが合わず、一番最後になってしまったEさんである。
そのEさん、なんと、このホテルまで来て下さると言う。

ホント、AYさんといい、Kさんといい、何と私は恵まれているのかなぁと、
変に居心地のイイような、妙に悪いような?気持ちになる。

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60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その63

再集合!

陽が落ちる頃、
Kさんに連れられ、昨日来た、見慣れた誘惑の通りを行く。
Kさん、歩みを止め、
「この店も見ていこうか?」

別店に入る。
昨日と同様、舞台では女性たちが愛想を振舞っているが、
中には、「知らないわよ」と頭を垂れている女性もいる。でも、閑散としているのだ。
「時間、悪かったかな。全員、揃ってないよな。多分、第1陣、入ったんだよな・・・」
『ということは・・・』
「どう・・・?」
いい感じの女性も居たが、やはり、昨日の24番が浮かび・・・、濁しながら返答。
「そうやなぁー・・・」
「・・・じゃ、行くか!」
「そうですね」
と、呆気なく出て行く。

で、メインの店。
「ああ・・・ここも、少ない」
「やっぱりか・・・どう、いい子いる?」とKさん。
居ない!勿論、24番も・・・、仕方ない、そんなもんだ。自分の頭をフル回転させ、2、3人に絞る。パッと決めたいが、少ないといっても20数名の女性がこちらを見つめていれば、悩んでしまう。
「あんまり、長い間、見てると嫌がられるよ。渋々ってな感じで。スパッと決めて、Go!がイイみたいよ」
『判ってますが・・・』
「じゃ、巨乳でポッチャリの◯番!」

Kさんが取次ぎ担当の女性案内係に伝えてくれ、受付へ向かい、2000THBを支払う。
すかさず女性案内係が手数料として200THBを請求。
すると、Kさん、咄嗟に割り込み、
「なぜ、アナタが貰えるの。アナタ、おかしいじゃない。何もしてないじゃない。女の子のポイント言ったり、薦めたり、何もしていないじゃない。あなた、払わなくていい。これは、中で女の子にチップとして払うのは、判るよ。中で払うもんだよ!」
と、捲し立て、女性案内係は引き下がっていった。
『凄い!!』言うときは言う。
「じゃ、”あそこ”で待ってるから。8時過ぎくらいかな?」
Kさん、にっこり笑って、一人、先に去って行く。

私は、選んだ女の子と腕を組み、2階へ上がって行く。
そして、部屋へ。
すると、すかさず、ボーイが飲み物の注文にやって来た。
『なるほど・・・』
彼女が私を見る。
「要らないよ・・・No!」
もちろん、彼女はジュースを注文。100THB、渡す。
お湯、マットなどの準備をしている間に、ボーイがジュースを持って来て、
・・・やっと、落ち着く。

巨乳でも、身体も同様、結構ふっくらしている。
そして、
「寒ッ!」
冷房、効き過ぎ!
弛めてみたいなことを言ったが、ここでは変えられないらしい。
でも、彼女は、暑いらしい。
『違うんやなぁ・・・』

バスタブにお湯が溜まると、いそいそと湯に浸かり、
「よろしくね、頼むよ」と日本語で笑顔を送る。
彼女も「・・・?!」って、笑顔で答える。
下着を脱ぎ、素っ裸になり・・・。

あとはご想像に・・・???

そして・・・、
それなりの戯れをして、開放されはしたものの、
とっても寒々しい営みだった。
チップ、100THBを女性に渡し、部屋を後にした。
『アレ?200やなかったっけ・・・マズったな・・・」と思うも、私はすでに階段を降りていた。

私はホールを横切り店を出て行った。
女性案内係は敢えて背を向け無視している様だった。
普通なら礼か、「ありがとうございました」だろ・・・。
ホントは、流れとして手数料払わないといけなかったのか、日本人だからということで請求したのか不明のままで、タイ人と日本人との料金設定も違うらしい。

待っていたKさんに手を挙げ、知らせる。
開口一番、
「寒いよ。気になって、堪らんかったよ」
「そう、タイはクーラー効きすぎなんですよ。どこでも。彼らはいいんでしょが、日本人はねぇ・・・どうだったんですか?気持ち良かったでしょ!」
「いや、まぁ、しましたが・・・痛くて、痛くて」
「えっ!何故?」
「あのう、石鹸だけで泡作ってるでしょ。アレ、ダメなんです。脂分取っちゃって、だから、痛くて・・・」
「そー、石鹸・・・特殊なモノじゃないしね。ローションでもないしね・・・でも、良かったじゃない。良かった、良かった。じゃ、ご飯、食べよう」
「ええ」
「日本料理、行こうか?きつねうどん食べたくてね」
「はい、いいですね」

一番、お目当てだった、カマクラ、ベンケイだったかな、その店はお休み。
こうなったら、どうしても日本食ということで、
見つけて入った”粽(ちまき)”っていう店。

入るなり、坂本冬実の演歌が飛び込み、マスターの老人が立っているだけで日本と感じた。
壁には日本語のメニュー。やはり、落ち着く。
私はいろいろ悩んだ挙句、ラーメン。
Kさんは冷やしぶっかけうどん
つまみに揚げナスとだし巻きとサラダを注文。
(写真、間違って消してしまいました。ホントに残念です)
どれも、美味しい一品でした。
で、高くはないし、もしかしたら、日本より安いかも。
ラーメン、155THB、540円だもん。それに、チャーシューも2枚、入ってて旨かった。
でも、入った時は、私たち二人だけだった。
これで、本日のスケジュール終了。

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”粽(ちまき)”
料理の写真を消してしまいました。本当に残念です。


ごちそうさん」と立ち上がる。
リラックスし、火照って身体が、「痛・・・いッ!」
そう、日焼けだ。
『ソープに行くというのに、海、行ったから、灼けてヒリヒリや、何考えてんねんや、
まったく・・・早めに切り上げてホンマ、良かったわ。
全然、何も考えてなかったもんな・・・そら、楽しかったんやもん・・・』

日に焼けたことを改めて気付き、店を出る時、入れ替わりにお客が一人、入ってきた。

ソンテウを拾いに、メイン通りに行く途中、
縁石に坐っていたポチャとした女の子が、
「ありがとうございます。空いてますよ。どうですか?」
と寄ってくる。
結構、可愛い、ウブな感じ。
戸惑い乍ら、「N・・・o・・」と断る。

『やっぱり、私は男や無いな。
元気な男やったら、「いいやん、遊ぼう!」ってなり、また一つ、新しい経験ができたというのに・・・、そして、その後、また、どうなるか?・・・、そんな、未体験の体験が連鎖し、人生寄り道、楽しめたのに・・・』と妄想。

横からポツリとKさん、
「こうできないときに、いい女の子、来るんだもんなぁ」
捨て台詞で帰路に向かう。

「じゃ、明日、何時?」
「えっ?」
「バスステーションまで行ってあげるよ」
「ほんま、ほな、遅めで、8時半。お願いします」

宿に戻り、シャワーで大事な所を洗う、
やはり、
「痛っ!沁みる」
遊んだ、傷痕だ。


*しばらく風邪で喉痛、咳で魘されていました。引き続き、もう少し綴ります。よろしくお願いします。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その62

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観光客満載のフェリーに乗船、30分。
毎日こんな状態だと云う。嬉しい限りだ。
西洋人から韓国、中国、そして、私、日本人たちが引っ切りなしに、この観光都市、ここパタヤーを始め、プーケットチェンマイバンコク、ウボンラチャターニー各地に流れるタイという国はこれから益々、繁栄していく予感がする。

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フェリー


島に着くと各方面へ向かうソンテウがお待ちかねで、呼び込み合戦が繰り広げられている。
20THBのポテチを仕入れ、目当てのソンテウに乗り込みビーチに向かう。
ここで、私は昨日分も含め、500THBをKさんに渡しておく。あとはお任せ。
(ここのソンテウは高かった気がする。どこの国も特別地域はそんなもんだよなぁ)

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到着!


そして、目的のモンキービーチに到着!
ゆったりしたルッキングチェアに寝そべり、ビアーーー!!!!
「最高!」
Kさんが事前に買ってきたというチキンのから揚げ、これも、
「旨い!」

人も少なく、いい感じ。リラックス。
気持ちもオープン。
今日、1日、仕切ってくれるKさんが居るから安心なんだろう。
いかにも、リゾート、バカンスと云うコトバが似合う、1シーンだ。

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Kさんも打ち解けてきて、女性に纏わる1つ2つ3つの事情を、スマホの画像をピックアップさせ乍ら、ニコニコ懐かしむように笑う・・・。
「でさ、今より、12月、1月、2月、最高なんだ、湿気無く、爽やか。きっと、あなたもまた来るよ!」
「ええ、どうかなぁ・・・?」
「連絡入れてよ!」
「判んないですわ」
「来るよ、来るよ。待ってるよ」
と、Kさん自身の日本とタイの2カ国滞在ライフスタイルを目一杯満喫しているようだった。
『そうやなぁ。こんな感じで、後の人生、楽しんでもいいんだよな・・・だから、とっても、元気なんやろな』
私の後、彼もタイの海で人泳ぎ、ゆっくり、まったり、波任せで・・・。


そして、海辺のランチ。
チェアで寛いでいると浜辺のボーイが注文を取りに来る。
なんと、贅沢な。
私ごときが、日本では、決してしない、非日常を味わう。
チキン盛り合わせとデザートにパインのフローズンシャーベットを頂く。
一度食べてみたかったフローズン、島なので倍程割高だったが食べる価値有りのおいしさだった。

海、せっかくならば、ド、ピーカンを望んでいたが、どんより薄曇り・・・、
生憎の天候の下、半日だが、ひと泳ぎし、チキンとビールでノンビリした時間を過ごせた。

そして、旅の終わりの気配がヒシヒシと忍び寄る刹那で寂しくもあった。


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ソンテウ出発まで待つ!

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島からパタヤーの街、望む

程よい時間でビーチを切り上げフェリーに乗船。
が、そこで、満杯になるまで、1時間ほど待たされ、出航。
やっぱり、時間に関しては、価値観の違いで仕方ないんだろうな。
いろんな人種の人たちも乗っていたが誰一人、文句は言わない。ように見えた。
本土に着き、一旦、別れ6時にナイトプレイ集合!

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ホテルに戻るなり、そのまま、真水のプールで初、一泳ぎして、チェアーで微睡む。
部屋に戻り、ぬる〜いシャワーでスッキリ!
高鳴る心臓、ビールを飲み、時を待つ。

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