動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その65

待っている間、サッカー(ワールドカップ)を見ようと、
TVをイジっていたら画面が映らなくなった。
触ってはいけないスイッチを押したかも・・・。

フロントへ行き、身振り手振りで説明。
気前よく、直ぐ、部屋に来てくれ、TVをチェック・・・、
だが、すんなり、元に戻らない。
TVを壁より離し、設定器を触りだし、大掛かりになった。
案の定、タイムアウト・・・。

Eさんから、ロビーに着いたとラインが入る。
慌てて、ロビーに向かう。
待たせたEさんに、
「すみません。今、テレビ、直しているんです。少し待ってください」
と、引き返し、調整の様子を見る。
が、終わる気配がしない。
「もう、TVいいです。見ないですから、そのままで・・・」
と伝えようとするが、もちろん、私の語学力では伝わらない。
ニッコリ笑って、
「ハハァー!」
と懸命に格闘している。
『そうやろなぁ。どうせ、修理しないとなぁ・・・』
(ホテルの人にとっては当然のことである)
なので、私は、
「出かけるから、後は任したよ!」
と、”残した荷物の何かを取られるのではないかなぁ”と思いはしたものの、
その旨を何とか伝え、部屋を出て行った。

待たせたEさんに、改めて挨拶。
「ホントにすみませんでした。わざわざ出向いて来てくれたのに」
「いえいえ・・・直ぐ判りましたよ、ここ。で、どうしましょうか?
どこか、行きたい所ありますか?」
「タイに来た時から気になってたんですが、バックパッカーが集まるところ、
カオサン通りなんですが、どうですか?」
「ええ・・・」
気乗りしない様子だ。
でも、しばらく待って、
「・・・その通り、バックパッカー一杯で、僕も行きましたが、余り、好きではありません。最初はそれなりのレストランに入ったりしましたが・・・それだけで、今は・・・」
通りを歩きながら、Eさん、スマホをチラチラ覗き、
「・・・ここだと、近くに船着場がありますから、それ乗って・・・そうですね、
王宮の廻り見て、カオサン方面に行きましょうか?」
と、私をもてなしてくれるEさん。
「ええ、はい。そのチャオプラヤー川の舟も乗ってみたかったんです」
「そうですか・・・ワットアルンとワットポー、ありますが、両方見ます。
それか、どちらか?」
「1カ所でいいです」
「じゃ、ワットアルンかな」

Eさんは、スマホのマップを片手に船着場を案内してくれた。
が、なんと、一般は乗船できないみたいなところで、別場所の観光客相手の観覧船乗り場へ言ってくれとの事。
ここが、その乗り場の一つじゃないのか?

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如何わしい・・・・と思い乍らも、引き返し、バスで向かう事にする。
早速、Eさんはタイのバス路線図のアプリを使い、王宮に向かうバスを探し始める。
実は、混乱するほどいろんな路線のバスがひしめき合っており、1カ所の乗り場で、
行き先が同じでも回るコースが何通りもあり、
さらに、エアコンが付いてるバス、無いバスとランクもある。
しばらく、アプリと睨めっこしていたEさん、顔を上げ、◯と◯のバスが来たら、乗ろうと弾き出してくれた。

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Eさんは、55歳でタイ移住を決断。
現在、タイで語学勉強中という、自分の人生設計をしっかり持っている人です。
なので、タイでの生活も質素倹約。
タイ庶民のいわゆる並の生活レベルに合わせ、
金銭感覚も贅沢せずグーッと抑え、安いモノ、安い交通費、
無駄なモノは買わない事などなどを、身に付けようと、
生活環境に制限をつけ、頑張っている。
Eさんの振る舞いからも、それは自然に感じる。
暮らしをタイ中心に置き、世界の各国へ旅する夢を叶えようと、
長期プランをすでに組み立てているほどの、調査、詳細計画、堅実家のようだ。
タイ、バンコク、ここは航空の便がとっても良いところで、
各方面へ世界中、飛び立っているとのこと。