動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その61

6月26日(火)、12日目

6時半に迎えに来てくれたKさんにスマホを借りる。
嫌がることなく、気持ちよく対応してくれた。
これで、バンコク、”ジャストベッドホテル”、バッチリ、ゲット!

Kさんオススメの朝のお粥を食べに向かう。
滞在中は、毎朝、欠かさず、食べるという絶品のお粥らしい。
正直言って、ほんまに旨い!
最高の一品だった!

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そのお店


でも、この店に来るまでに、
実は、ソンテウの兄ちゃんと大ゲンカのKさん。
やる時はやる底力。

ホテルから来るには、
一度ソンテウを乗り換えなきゃ行けない、コースなのだが、
最初のソンテウが、通常コースを行かず、中途半端な所で降りろと言う。
それじゃ、目的の別コースのソンテウが拾えない。
なぜ、行かないのかと押し問答・・・。

最後にはKさん、
「カモン、ポリスオフィス」と大声で叫び、従わさせようとする。
「でないと、金、払わない!」
執拗に責め、喰い下がらない。
「・・・」
ソンテウの兄ちゃんは黙って去って行った。
タイ語で対等に遣り合う、Kさん。
真意は判らないが、戦う時には戦わないと。
ダイエー時代から今まで生き残ってきたKさんの強引な所を垣間見た。

腹が減っては戦は出来ぬ!

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絶品!Kさんはいろんな調味料を使っていたが、私は無し。それでも、最高の味だった!

お腹も満足し、フェリー乗り場へ。
再び、ソンテウでGo!

このパタヤーで毎度毎度、登場するソンテウ
決まった各コースを周回しているソンテウ
どう乗り換えて目的地に着くかを考えた上で、目当てのソンテウを捕まえ、乗り込む。
1回、10THB、40円ほど、降りる時に支払う。
気軽に止めて、乗れて、降りれる。
オープン、ホロ付きダットサンみたいなもの。
日本の社会では、まぁ、無理やろうね。
安全、コンプライアンス云々で・・・・、
でも、とっても使い易いのになぁ。

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夜景


マッサージ店が軒並み続き、ひっきりなしに声を掛けてくる女性たち。
「社長サーん!」
「ありがとう」
「どうぞぅ・・・」
スペシャル系も本道も混ざって、ゴッタ煮状態。
で、その時、わたし好みの女性に、
「ねぇ・・・」
って、手を引っ張られる。
「おお!!!」
と、砕けそうになるが、どこかで、ハンドのみか・・・、
やっぱ、全身で洗ってもらいたいなぁ〜と、強い意志が甦り、振り切る。
(でも、一度はお手合わせしたかったなと心残りがあることはある)

GoGoBerとCafeBerの密集ストリートをしばらく歩いていると、
蠢く女性たちの、男を求め金を得る逞しさを、何故か肌感覚で感じるようになった。
女性たちのアッケラカンとした顔からくるのか・・・。
「したけど、どうなの?」
「入れて、抜いただけよ!」と。

中には女性より美しい男もいる。
だが、それは見れば感じる作られた美しさだなーと。
エロスと誘惑、ストリートに溢れる女性の吐息と匂い。
こう見ると汚れた感じがして、清潔そうなソープを選んでしまう。
でもさ、これはこれで、いい女の子が居れば、きっと、Goodなんだろうなぁ。
いい加減なもんよ!

鳴り響く音楽が、観音扉の入り口から溢れ出ている店に吸い込まれていくKさん。
続く、私。

天井のセンターから、幅5m、長さ10mほどのお立ち台の中心に向けてポールが落ちている。
そこへ、柔らかな肢体を巻きつけたり、腰をくねらせたりして、女性が戯れている。
艶やかな乳房を露わにして、歳の頃は23くらいだろうか。
ホールを彷徨き、屈託無く軽妙に振る舞う彼女たち。
中には、もう淫部も露わな女性も・・・。
その周りにはギラついた目が女の子を見定め、お気に入りを見つけようと必死だ。
群がる男たち、色気を発する女たち。


「どう、12、いいんじゃない?」と、慣れたKさん。
圧倒されている私は、ビールを呷り、
「ここは、このビール代だけでいいの?」と、入場料を気にする。
「そう!要らない!嫌なら、このまま帰ったっていいし、気に入った女の子がいれば、仲良く遊んでもいいしね」

思う。
女の子が潔く、強い。
日本の様な後ろめたさは無い。
ここで、稼いでいるんだよ私たちは。だから、生きていける。
廻りの男も、タイという国も、生きてくためには仕方ない。
これも行き方だよってな感じがする。なんでもやらなきゃ。
病気になったり、身を滅ぼしていく可能性は大いにあるかなって・・・思うも、
でも、決めるのは自分のせいだ。と、潔よいエネルギーが私を犯す。

私はそんな事を考えながら、明日のソープは24番だと決心。
ここは、ここでイイけど、まずはソープだ。
で、次に、ここもかなって気分だ。

店を出ると、なんと大雨、スコールだ!
雨止むのを待って、今日はお開きにしようかと二人で合意。
なかなか止まない雨。
外で客引きしながら休んでる女の子が嬉しい一言。
「店へ入りなよ!」
「もう出たからさ・・・」
「お金、要らない。トップレスなんだからさ・・・」
と何度も勧める。
「はぁ〜ぁ!?」
なんてイイトコだ!
日本なら、また、裸、見るんなら金取るよってトコなのに。
身体を売る女の子の心遣いにホンワリしながら、店に戻る事なく、
小止みになったので、
「じゃ、明日、朝8時頃、迎えに行くよ!」とKさん。

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ナイトプレイの写真は撮れてません。すみませんでした!


久し振りに行ってみたいという島、コンラーンで海水浴(日光浴)を楽しもうと言う。
「いい所なんだよ!」
「海か・・・行きたかったんや。いいですね」
気持ち良く、話に乗り、
Kさんが賄ってくれていた、この日のソンテウや度々の飲食代は、明日、まとめて支払うと約束して別れた。

ホテルに戻り、明後日のバンコクの宿をアゴタで決算しようとしたらエラー!!
まただ、なんで?
何度、挑戦してもエラー!
仕方ない。明日、Kさん頼みだ!
申し訳ないけどスマホを借りてみよう!←大変助かりました!!!
で、就寝。

01:30。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その60

翌日。
颯爽と、Kさんは小ザッパリした服装で登場。
ホテルまで迎えに来てくれて、ソンテウを2回乗り換えて、
ガーデニングスペースのお洒落なレストランに連れて行ってもらった。

「静かな方がいいかなと思いまして」
「凄い!いいところですね」
「何にします?魚、肉、どうしましょうか?」
「私、残念ながら、魚貝系は苦手なので」
「アァ、そうですか、だったら…」
Kさんにメニューを見繕ってもらう。

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入ったところ

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奥のガーデンスペース

まずは、シンハービールで乾杯!
隣のテーブルではムッチリミニスカの可愛いハイネケンキャンペーンガール
お客に自慢のビアーを注いでる。
「どう、ハイネケン頼むと注いでくれるよ」
「でも、ここで、ハイネケンはね」

野菜サラダ、スープと生野菜、もち米の炊いたん、ペリカンのクチバシ、
牡蠣のオムレツと料理が並ぶ。
口に合う物、合わない物、シンハービールとKさんの会話で夕食を楽しむ。
食が進んだのは牡蠣のオムレツとペリカンのクチバシ。
クチバシと言うぐらいだから、嘴をパリパリポキポキと食べるのかと思っていたが、
嘴に付いてる僅かの肉を刮げ取り、チュパチュパと食べるのだ。
本当にほんの少しだ。でも、これがなかなか旨い。
絶品だ!
「でしょ・・・!いけるでしょ!」
「ウン・・・ングング、ホンマに!」
と会話が弾む。

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ペリカンのクチバシ

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牡蠣のオムレツ


有名ホテル業界のマネージャー業に就き、長期休暇も取れる、
今でも現役バリバリの65歳の実力者、K さん。
そのKさん、私が21歳の時、かつての日本が誇る巨大スーパー、D本社(大阪、豊中市の江坂駅)の関連会社にアルバイトをしていた頃、
なんと、Kさんは、そのダイエーの社員だったと言うではないか!びっくりである。
このタイで!!
Kさんも嬉しそう。
「なんだー、そう!あの江坂、ダイエー。カーッッッ!世の中狭いね」
私、「東京、浜松町のHOC(ダイエーの地域略式名)も行きましたよ」
Kさん、「おー、そう!浜松町。懐かしいね!僕、居たんだよ。そこに!」
話が盛り上がり、グーッと短な人になっていく。

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ホロ酔いムードになり、
「で、THB、持ってきたの?」
「ええ」
「行くの?」
「チャンス、逃したくないので」
「あのね・・・」
Kさんが力を入れ、話し始める。
「マッサージはさァ。最初は普通にマッサージ、200THBでさ。
そっち系はさ、スペシャルするって言ってさ・・・幾らかな、プラス200かな。
で、ハンドでね!
次に、ビアバーかな。ビアバーに居る女の子、誘っていいんだよ。そういう積りでいるんだからさ。でも、その時は、OK出たらさ、店に600THB。店、空けるからさ。
で、女の子に1000THB、それで、泊まってるホテルなら、そこでいいから、そこのボーイとか守衛とか居るだろ、彼らに200THB、計1800THB。
別のホテル、行くんなら別だけどね。
次はゴーゴーバー、ここは、トップレスで踊ってる子を選ぶんだ。
で、さっきと一緒ね、ビアバーと。まぁ、ホテル、入って、あとは、アンタ次第だけど・・・でも、間違って、男選んじゃダメよ。そら、綺麗なんだもん、でも、見りゃ判るよ、なんとなくね。えー、あとは、身体洗ってくれるソープかな。いっぱい並んでる舞台から気に入った娘を選んでOK。2000THBプラス女の子にチップ200THBかな?」
と詳細に説明する。
私の頭はTHBと¥の換算でいっぱい・・・!?
で、「ヘー、そうなんや!よっしゃ」
「まぁ、とにかく、一通り見ようか?それで、決めたら」
「ええ」
「でも、本当に行く。で、どこがいい?」
「やっぱ、洗ってもらった方が・・・」
「じゃさぁ、彼女たち日本人見ると攻めてくるからさ、必要な現金だけ。で、財布見せない、カードも見せない!2000THBとチップの200THBを札のまま、ポケットに入れる。もし、心配なら500THBほどを後ろのポケットに入れるとかしないと。判った!」
「ええ」
「じゃ、行こう!」
と、ここでの支払い350THBをKさんに渡し、ソンテウを捕まえ突っ走る。


到着。
その前に、ゴムだ!という事で降りた先のドラッグストアで仕入れ、
まずは、ソープの重々しい観音開きの扉をくぐる。
すると、目の前、カポネ時代ではないかと見間違えるほどのゴージャスな空間。
舞台の前には、客用の丸いホワイトテーブルがずらりと並んでいる。とても、ゆったりと。
その舞台には、カラフルなコスチュームを纏い誘惑のオーラを発する美女がズラリと40名ほどクネクネしている。
その胸の高鳴りに酔いしれてると、客席で控えていた交渉担当の女性がドリンクのオーダーを取りにやって来た。ルールらしく、私はビール、Kさんはコーラを注文。やはり、割高で、50か100THBだったと思う。
あとは、ゆっくりお気に入りを探し、決まればその女性に告げる。

Kさんは楽しそうに、
「どう、行く?いい子いる?」
「ウーン、目移りして・・・あのー、あのバッチの赤と黄色、どう違うの?」
「黄は2500、赤は2000!」と言うと、
スッくと立ち、例の女性にもっと安くならないかと交渉。
さすが、迅速!
多分、仕事もスピーディな判断と対応をするんだろうなと思わせてしまうような身のこなし。しかも、タイ語はペラペラなKさん。
「ダメみたい。2500か2000だって」
「で、Kさんは?」
「いい、僕は待ってるよ」
「そんな・・・」
「いいよ、僕は、今度、アレだからさ」
「アレ?・・・」
「24番、いいんじゃない?」
「24・・・私もいいと思ってたんよ・・・ああ!18もいいね」
行く気満々にエネルギーが満ちてくる。
「僕なら24だね。すぐ!」
「2500でしょ。そこが・・・仕方ないかなぁ」
と、グチグチしているうちに、
「ああ!、行っちゃったよ。決まったみたい」
「・・・!!」
「どうします!ここはここで、おいといて、ほか見てみて、明日、また、来たらどう?」
『私、やっぱりダメな性格だ!』
出鼻を挫かれた感じ・・・。
『そうだな、明日もあるか・・・24が気になるし・・・』
「そうしましょうか」
と、退散し、出て、すぐ右手を行く。


*すみません。ここのシチュエーションの写真、撮る余裕ありませんでした。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その59

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なんとプールも!

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室内

部屋へ入ると、早速、シャワーを浴び、
Kさんが茶化したあのマッサージ店に足を運ぶ。
行く前に、周りの店を見て回ったが、なぜかいい感じがしたのだ。

11:30入店。
深夜バスに乗ってきたことなんかすっかり忘れてけっこう、ハイだ。
タイ古式+オイル、2時間コースに挑戦。
2Fに上がり、
薄暗いカーテン仕切りの個室空間に入り、
スッポンポンになり、用意された七分パンツを穿く。
『っていうことは?・・・さぁ、これからだ!』
実はスペシャル有りじゃないの、ってな雰囲気になり、
それはそれでいいんじゃないの、ってなノリで、
若い女性の手が私の全身をマッサージ。
手、腕、背中、腰、足、お尻、内腿へと・・・。
『あれ、これは!』
ワクワク感が高揚し始めたが・・・、
最後は頭を癒され、先ずはタイ古式が終わる。

別のスペースに移り、次はオイルマッサージだ。
生まれた姿になり、うつ伏せ。
バスタオルで覆われ、
満遍なくオイルを垂らし、擦り込み、癒されていく。
古式と同様、全身の部位をオイルでさすられ揉まれていく。
でも、このシチュエーション気分は”そう”なるよね。
微かに触れるか触れないかの彼女のハンドが局部の一部にサーッと擦れると、
『ムムッ・・・』っていう気になる。
しかも、数回!
気持ち良かったなぁ・・・。だって男だもん。
局部ギリの際どさもあったが、それは動き上、仕方ないことだ。
結局は至って健全な店だった。

1F、フロントで勘定。
待っていると、なんと、屈強な厳つい白人が顔を出す。
まるで、用心棒。
支払いを済ませると、スタンプカードをくれ、用心棒がニッコリ、笑む。
「Thank you」
「オオ・・・サンキュー」
と、太陽サンサンの表へ出る。
『ああ、ビビった・・・変なこと考えたらアカンわ。そやけどな、今度はスペシャルOKのマッサージで天国行きたいなぁ』と妄想。

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二つの穴がパッチン!

ブラブラとホテルの方へ向かい乍ら、
『夜、Kさんに会おうかなぁ・・・』
と、ホテルのプールでひと泳ぎして、マッタリしようかと思ったが、折角、来たんだ、先ずは界隈の散策だとホテル前のストリートを気の向くまま行く。

実に騒々しい街だが、あのバンコクのゴチャゴチャ感とまた違う。
リゾート地だけあって、都市には無いカラフル感というか、
爽やか感というか・・・チョット、開放感も織間ざり、この街にそよ風が吹いているような感じがする。も、どこかの陰から女の気配が漂っている感じもしたりする。

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界隈

真昼間からBarで酒を煽り、リラックスしている西洋人が多いのも影響しているかもしれない。
ハデな看板に決まり切った宣伝文句。
マッサージ店の多いこと。
呼び込む、それらしきマッサージギャル。次から次へと声を掛けて来る。
『そうやなぁ、スペシャルはこっちやねんなぁ』とポツリと歩く。

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オープンな明るいビアバーのカウンターの”Chang、生ビール、55THB”が目に入る。
『飲まない手はない!』
テレビではサッカー中継。
『そう、今はワールドカップの最中なんだ!』
カウンターに腰掛け、気軽に注文して、ビールを煽る。
「旨い!」
暑いだけに、より滲みる!

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問屋街風

その後、衣服雑貨の大きな問屋街風を行ったり来たり物色して、
贅沢気分を味わいたく、ホテルのプールに飛び込む。
思わず、叫ぶ、
「ベリーナイス!」

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今日は何か違う。何か平気だ。人が気にならない。よその国だってことが気にならない。
自身が付いてきたのかな。慣れかな。来て10日目である。

エネルギーが溜まってきた。
彼の読み通り、夜のプレイのことを隈無く喋っていたKさんに自然にラインをしてしまう。
夜の食事とスポット案内をお願いする。
待ち受けていた様に快諾してくれる。
「そう、私は溢れる思いをリターンマッチしたいんだけど。それで・・・」

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その58

メインストリートに沿って、広〜いビーチ沿いの遊歩道を歩く。
ガイドブックなどで必ず見る風景だが、私はこういうところは苦手だ。
人が少ない、ゆったりとしたところ、そう、ドンデッドみたいな素朴なところがいい。
でも、来た以上、寄ってみたものの、こんなに”混雑”していると思わなかった。

「ねぇ、写真、撮ったげる。アレ、PATTAYAって看板、ハリウッドみたいね。
前に立って!そう、そこ!いい?」
パチリ!

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ヒルトン

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「このホテルがここで有名なヒルトン。面白いところだよここは。
あのさ、さっきの人もね、1日、2人の女の子とさ、遊ぶんだ・・・何か判らない事とか、行きたいとこあれば、連絡頂戴、案内するからさ。で、マッサージは気を付けなさいよ、本当のマッサージとさ。スペシャル目当てとかあるからさ。スペシャル?判るでしょ!見た感じで判りますよ」
「うーん、私は・・・古式の普通のマッサージしたいな」
「そう。200THB(680円)で1時間くらいかな。どこにでもあるよ。オイルもあるけどさ」
と言って、手を挙げ、ソンテウを止める。
「近くまで、これ乗ってこ!」
さりげない振る舞いに感心するばかり。

ケバケバしさ満開の中心街で降り、溢れるショップの中、1ブロックくらい奥へ入っていくと、メインストリートと並行に走っている第2ストリートに出た。
ここも負けず劣らずかなり華やかだ。
ここで、ATMがあったので、5000THB降ろす。

辺りを見ながら一緒に歩いていると彼が、
「あー、この辺よ・・・あらら、アルアル、マッサージ。ねぇ、お姉さん、いくら?
あら、ここ書いてある200THB。オイルは200。ええ?古式マッサージ+オイル、2時間、350THB!おお、これいいじゃない?」
「ええ!?いいですね」
と話がドンドン進んで行くかと思えば、
「じゃーねー!」と、そのお姉さんを後にして、
「さっきとこ、いいと思うよ」と恐るべき速攻アドバイス&サービス。
パパパパーン、スパーン!ってな人なんだなぁと天晴れ!
と、見上げると”スタッコート3”があるではないか!

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スタッコート3

私はチェックインして、待っていてくれた彼に礼を云う。
「なんか、あったら、連絡頂戴。待ってるよ!」
ライン交換もした彼の名はKさん。
この後、パタヤーを去るまでの丸2日間、大変お世話になる。
まるで、私の心が読まれているように・・・。

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”スタッコート3”の前の通り

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その57

一息つくと、まずは、泊まる宿だ。
深夜バスで節約したし、たまにはいいホテル泊まろうかな。
ピックアップしていた候補から、”スタッコート3”を選ぶ。
『リーズナブルで屋外プール付き、夜のプレイスポットの中心街。決まりだ!』
今までは3桁止まりやったが、奮発して4桁。でも若い数字。いいんじゃない。
『私、多少、価値観がタイ感覚になってきたかな〜』
と、1泊550THB、1880円。2泊しようと決める。
1泊はしんどい。寝て起きたと思ったら、出発準備。
これは、とっても長い旅の場合は面倒で余計に疲れ、落ち着かない。
せめて、2泊して、次の日ぐらいはゆっくりしたいもんだ。
1泊はホント、移動中継地点にする時だけだと思う。

で、長居しそうなので、朝からビールを追加注文。
羽目外す、ゆとりも出来たのかな、それとも、ここの店の雰囲気がそうさせるのか・・、
いい気分だった。

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朝ビール、最高!

ゆっくり、iPhoneで予約決済。
が、!?。しかし、?!。
決済となるとエラー。
おおっ!
今まで出来てたやん!
繰り返すこと、数回。
ダメだ!?
おかしい、どうして?!

その時、つい先ほどから私の右斜めで朝食を摂っていた2人の日本人の1人が、
私の様子に気付いて、
「アプリじゃなくブラウザーから直接してみたら」とアドバイスを頂く。
旅慣れているような人だ。
私は再度、挑戦。
一発ではいかなかったが、二発目で決済、OK!
「オーーッ!」
ビールを飲み干し、
「ありがとうございました。うまく行きました」と礼を述べる。
チェックインにはまだ早いし、これからどうしようかとバックをゴソゴソしながら思案。

しかし、パタヤーについたと思えば、速攻で日本人と出会い、助けられる。
なんと、この流れは・・・と、何かに助けられているように思ってしまう。
目をやると、今ではアドバイスをくれた人、1人だけになっており、コーヒーを飲みながら店員の女性と親しげに喋っている。
『まるで常連客みたいな感じやなぁ・・・ここタイに永住してんのかなぁ・・・』
よ思っていたら、彼がニッコリ!
「ここへは何しに?どこのホテルですか?一人で?何泊?楽しいですよ。いいところですよ。面白いですよ」
とってもよく喋りかけてくれ、私をお世話したそうな感じがひしひしと伝わってくる。
『何でここまで?引っ掛けるつもり・・・それとも、寂しいの・・・』
「僕は1ヶ月、いつも、定期的に来てるんです。もう、後1週間したら日本に帰るけど。
日本とパタヤー、楽しんでるんです。いま、65だしね。楽しまなきゃ。さっきの彼もパタヤーに魅せられて・・・女の子と遊んだりしてね。で、今日、帰るんだよね。アナタも楽しんだらいい、ホント、いいところだよ。そう、ホテル、送ってあげるよ。どこ、ホテル?」
「ええ、スタッコート3っていう・・・」
「ああ、そう、確か・・・スタッコートね・・・ああ、アレか、ど真ん中の・・・このビーチのメインストリートを・・・歩いていけるよ。少し、歩こうか」
流れるまま、彼に身を委ねた。

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カフェショップの女性との会話と彼の雰囲気から怪しくないと判断したからだ。
勿論、断って、自力で動かなアカンかなとも思ったが、なんか縁みたいなものも感じ、
まぁ、どこかで、楽チンと考えたのも事実だ。
ドンデッドではAYさん、別れたかと思えば、今、ここで、彼と会う。
逆を考えれば、全く、誰とも会わないかもしれないし、たとえ日本人にあったとしてもこのような感じにならないかもしれない。

『そうだよなぁ、あの、ホテル予約のエラーでこうなったんだもんな、それに、この店に入ったって事がさ・・・』

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その56

6月25日(月)、11日目

空も白々明けてきた。
パタヤー近くに入るとバスが所定の降車場所に止まりはじめ、少人数づつ客を降ろしていく。
パタヤーの標識文字がチラッと目に入る。メインストリートみたいだ。
慌て、運転席を覗き込み、
「ヘイ!パタヤー、パタヤー?」と聞く。
「OK、シッダウン。まだ、先、パタヤー」
と危ないからと、注意。
窓外を眺めていると。その街並みをアトにして、郊外を抜け、工場地帯を走ってるではないか?
心配だ。再び、覗き込み、
パタヤー、OK?」
「(うるせえなぁ〜ってな顔で)OK・・・」
不安で臆病な自分が出てる。
案の定、心配することなく、雑多な看板が並ぶストリートが現れはじめ、
バスは、再び、止まりはじめ、客を落とし、
最終的に、バスステーションではなく、メインストリートのある場所に、
残りの私たちを落とした。
時間を見ると、7:50分。

Well Come to PATTAYA。

でも、早いな・・・。
で、止まってるバスを落ち着いてじっくり見る・・・。
ハデにペインティングされたバス。
どうやら、認められている海賊バスのようだ。
だからだ、あの安い運賃で、サービス悪く、トイレも放ったらかしで、席も狭く、
運転手のガラも、今思えば悪いんだ。納得。
でも、乗る前は、そんなことは何も思ってなかった。
人間、現金なもの。
助かった〜!だけで充分なのに。

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到着!

もう着いたんだから、そんなことはどうでもいいんですけど、
それより、いったい、ここはパタヤーのどこか?私は知りたい。

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奥が海

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ツーリストガイドショップを見つけるか、
フリーWi-Fiのあるカフェショップに入ってマップで確かめることだ。
なんとなく判る、メインストリート&ビーチに向かう道を歩いていたら、
ツーリストがあり、パタヤーのガイドマップをもらい、現在位置を教えてもらう。
ただ、もらったマップは全て中国語。確か英語版とか他もあったと思ったのになぁ?
間違えられたのかな?!

でも、何故、英語か日本語のものは無いのか、聞かなかったんだろう。
焦って、ゆとりもなく、それで、充分、事が足りると思ってしまう。
中国語より英語の方がまだ判るのに・・・私にはそんな、そそっかしい所がある。
その後、とっても役に立ったマップを見るたび、その事を思い出し、悔いが残る。

マップでビーチのメインストリートへの道を確認し、
途中、フリーWi-Fi、OKのカフェがあれば朝食にしようと向かう。
しかし、時間が早い。まだまだ、閉まっている店が多い。
何軒も通り過ぎていくうちに、ビーチが目に飛び込んできた。

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ビーチのメインストリート

並ぶヤシの木、拡がる砂浜と青い海。だが・・・、
「何だ、あのボートの数。パラレールの数。浜辺に蠢く群衆。ダメだ、ツマンねぇ!」
私は、こういうのが苦手だ!

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踵を返し、ビーチに近くにあった、気になる、営業開始そろそろな感じのカフェショップに向かった。
なんとなく印象に残った青年と女性がいる店だ。
雰囲気が明るく、爽やかだ。

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Wi-Fi、OK?」
頷いたので、料金の事は気にせず入った。
ブレクファースト、パンとコーヒーを注文。
さらに、iPhoneの電源を借りたいと伝え、フリーWi-Fiのパスワードを教えてもらう。
日本から来たと言うと相手にしてくれた女性は気前よく対応してくれた。
青年も時折こちらの顔を窺い、照れ笑い。
挨拶程度、何度か言葉のやり取りをしたと思うがハッキリ思い出せないが、
とっても、リラックスでき、いい感じだった。
『いい店だ。ぜひ、また、来ようかな』と思ったが、イロイロ、いろんな事が一杯あって行けなかったのが残念だ。

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旨かったァ〜!