動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その65

待っている間、サッカー(ワールドカップ)を見ようと、
TVをイジっていたら画面が映らなくなった。
触ってはいけないスイッチを押したかも・・・。

フロントへ行き、身振り手振りで説明。
気前よく、直ぐ、部屋に来てくれ、TVをチェック・・・、
だが、すんなり、元に戻らない。
TVを壁より離し、設定器を触りだし、大掛かりになった。
案の定、タイムアウト・・・。

Eさんから、ロビーに着いたとラインが入る。
慌てて、ロビーに向かう。
待たせたEさんに、
「すみません。今、テレビ、直しているんです。少し待ってください」
と、引き返し、調整の様子を見る。
が、終わる気配がしない。
「もう、TVいいです。見ないですから、そのままで・・・」
と伝えようとするが、もちろん、私の語学力では伝わらない。
ニッコリ笑って、
「ハハァー!」
と懸命に格闘している。
『そうやろなぁ。どうせ、修理しないとなぁ・・・』
(ホテルの人にとっては当然のことである)
なので、私は、
「出かけるから、後は任したよ!」
と、”残した荷物の何かを取られるのではないかなぁ”と思いはしたものの、
その旨を何とか伝え、部屋を出て行った。

待たせたEさんに、改めて挨拶。
「ホントにすみませんでした。わざわざ出向いて来てくれたのに」
「いえいえ・・・直ぐ判りましたよ、ここ。で、どうしましょうか?
どこか、行きたい所ありますか?」
「タイに来た時から気になってたんですが、バックパッカーが集まるところ、
カオサン通りなんですが、どうですか?」
「ええ・・・」
気乗りしない様子だ。
でも、しばらく待って、
「・・・その通り、バックパッカー一杯で、僕も行きましたが、余り、好きではありません。最初はそれなりのレストランに入ったりしましたが・・・それだけで、今は・・・」
通りを歩きながら、Eさん、スマホをチラチラ覗き、
「・・・ここだと、近くに船着場がありますから、それ乗って・・・そうですね、
王宮の廻り見て、カオサン方面に行きましょうか?」
と、私をもてなしてくれるEさん。
「ええ、はい。そのチャオプラヤー川の舟も乗ってみたかったんです」
「そうですか・・・ワットアルンとワットポー、ありますが、両方見ます。
それか、どちらか?」
「1カ所でいいです」
「じゃ、ワットアルンかな」

Eさんは、スマホのマップを片手に船着場を案内してくれた。
が、なんと、一般は乗船できないみたいなところで、別場所の観光客相手の観覧船乗り場へ言ってくれとの事。
ここが、その乗り場の一つじゃないのか?

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如何わしい・・・・と思い乍らも、引き返し、バスで向かう事にする。
早速、Eさんはタイのバス路線図のアプリを使い、王宮に向かうバスを探し始める。
実は、混乱するほどいろんな路線のバスがひしめき合っており、1カ所の乗り場で、
行き先が同じでも回るコースが何通りもあり、
さらに、エアコンが付いてるバス、無いバスとランクもある。
しばらく、アプリと睨めっこしていたEさん、顔を上げ、◯と◯のバスが来たら、乗ろうと弾き出してくれた。

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Eさんは、55歳でタイ移住を決断。
現在、タイで語学勉強中という、自分の人生設計をしっかり持っている人です。
なので、タイでの生活も質素倹約。
タイ庶民のいわゆる並の生活レベルに合わせ、
金銭感覚も贅沢せずグーッと抑え、安いモノ、安い交通費、
無駄なモノは買わない事などなどを、身に付けようと、
生活環境に制限をつけ、頑張っている。
Eさんの振る舞いからも、それは自然に感じる。
暮らしをタイ中心に置き、世界の各国へ旅する夢を叶えようと、
長期プランをすでに組み立てているほどの、調査、詳細計画、堅実家のようだ。
タイ、バンコク、ここは航空の便がとっても良いところで、
各方面へ世界中、飛び立っているとのこと。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その64

6月27日(火)、13日目

迎えにきたKさんに、
「申し訳ありません。スマホ、貸してください。決算したいんです」
出鼻から無礼な頼み事をする。
これで、帰国前日の明日泊まる、ドンムアン空港近くのドミの予約、完了。
昨晩も私のiPhoneでは決済が出来なかったのだ。
「すみませんね、Kさん」

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バスステーションに向かう途中

ソンテウを乗り継ぎ、108THBでバンコク行きのバスのチケット購入。
Kさんも数日後、日本に帰るということでチケット購入。

振り返ると、私は日本人に助けられっぱなしで、一人で交渉、立ち向かっている場が少なすぎるんじゃないか!これでは、大きくなれんぞっ!と気が引ける。

バスが発車するまで待ってくれたKさんと別れる。ほんと、短い時間でしたけど・・・、
「楽しかったです。Kさん!」

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あの海賊バスとは大違い。
シートもゆったりで、乗り心地良し。室内も小綺麗ときている。
これが、いわゆる普通の公共中級バスなんだろうな。
と、パタヤーを後にして、高速道に入っていく。
9:50分。

窓外には、
熱帯雨林の深々しい植物、
度重なる補修をして喰いつないできたという感じの家屋、
錆び付いた工場で働く人々
が流れていく。
時折、日本のトヨタ、日産、ホンダの工場が一際キラキラと、
「おい、君たち、救ってやるよ!心配するな!」
ってな風体で現れて、私の目の前を通り過ぎていく。
『今日、明日とバンコク、アユタヤを廻れば、明後日、帰らないとな・・・』
バスも都市部に入って行く。2時間、もう直ぐだ。
重く、どんよりとした空から雨がポツリ。
スコールだ。
『着くまでには止んで欲しい、頼むよ』

そんなこと心配するまでもなく、
着いたのは1時間遅れの正午前。

スコールとほぼ同時、渋滞が始まりトロトロ、トロトロ。
慢性化しているタイの交通事情に遭う。
日本の昔もこうやったなぁと朧げに思う。
トロトロ、トロトロ、すでにスコールも止み、
トロトロ、トロトロ、
バスは、何時の間にか都市部の鉄道、BTSスクンビット線に沿って走っている。

途中で降りて行く乗客もポツリ、ポツリ、現れてくる。
私も降りてBTSに乗り換えて、宿に向かおうかと思ったりもしたが、慌てても仕方がない。
この状況に合わせて、終点エカマイ駅まで付き合うことにする。
12時50分着。

スクンビット線でチットロムに行き、
シーロム線に乗り換えスラサック駅まで、27THB。

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スラサック駅、降りて歩く

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地図を手に15分ほどで目的の宿、ジャストベッドホテルにチェックイン。

フリーWiFiを使って合う約束をしていたEさんにラインで連絡を取る。
地球の歩き方のサイトで知り合い、当初、旅の初めの方に会おうと思っていたが、
スケジュールが合わず、一番最後になってしまったEさんである。
そのEさん、なんと、このホテルまで来て下さると言う。

ホント、AYさんといい、Kさんといい、何と私は恵まれているのかなぁと、
変に居心地のイイような、妙に悪いような?気持ちになる。

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60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その63

再集合!

陽が落ちる頃、
Kさんに連れられ、昨日来た、見慣れた誘惑の通りを行く。
Kさん、歩みを止め、
「この店も見ていこうか?」

別店に入る。
昨日と同様、舞台では女性たちが愛想を振舞っているが、
中には、「知らないわよ」と頭を垂れている女性もいる。でも、閑散としているのだ。
「時間、悪かったかな。全員、揃ってないよな。多分、第1陣、入ったんだよな・・・」
『ということは・・・』
「どう・・・?」
いい感じの女性も居たが、やはり、昨日の24番が浮かび・・・、濁しながら返答。
「そうやなぁー・・・」
「・・・じゃ、行くか!」
「そうですね」
と、呆気なく出て行く。

で、メインの店。
「ああ・・・ここも、少ない」
「やっぱりか・・・どう、いい子いる?」とKさん。
居ない!勿論、24番も・・・、仕方ない、そんなもんだ。自分の頭をフル回転させ、2、3人に絞る。パッと決めたいが、少ないといっても20数名の女性がこちらを見つめていれば、悩んでしまう。
「あんまり、長い間、見てると嫌がられるよ。渋々ってな感じで。スパッと決めて、Go!がイイみたいよ」
『判ってますが・・・』
「じゃ、巨乳でポッチャリの◯番!」

Kさんが取次ぎ担当の女性案内係に伝えてくれ、受付へ向かい、2000THBを支払う。
すかさず女性案内係が手数料として200THBを請求。
すると、Kさん、咄嗟に割り込み、
「なぜ、アナタが貰えるの。アナタ、おかしいじゃない。何もしてないじゃない。女の子のポイント言ったり、薦めたり、何もしていないじゃない。あなた、払わなくていい。これは、中で女の子にチップとして払うのは、判るよ。中で払うもんだよ!」
と、捲し立て、女性案内係は引き下がっていった。
『凄い!!』言うときは言う。
「じゃ、”あそこ”で待ってるから。8時過ぎくらいかな?」
Kさん、にっこり笑って、一人、先に去って行く。

私は、選んだ女の子と腕を組み、2階へ上がって行く。
そして、部屋へ。
すると、すかさず、ボーイが飲み物の注文にやって来た。
『なるほど・・・』
彼女が私を見る。
「要らないよ・・・No!」
もちろん、彼女はジュースを注文。100THB、渡す。
お湯、マットなどの準備をしている間に、ボーイがジュースを持って来て、
・・・やっと、落ち着く。

巨乳でも、身体も同様、結構ふっくらしている。
そして、
「寒ッ!」
冷房、効き過ぎ!
弛めてみたいなことを言ったが、ここでは変えられないらしい。
でも、彼女は、暑いらしい。
『違うんやなぁ・・・』

バスタブにお湯が溜まると、いそいそと湯に浸かり、
「よろしくね、頼むよ」と日本語で笑顔を送る。
彼女も「・・・?!」って、笑顔で答える。
下着を脱ぎ、素っ裸になり・・・。

あとはご想像に・・・???

そして・・・、
それなりの戯れをして、開放されはしたものの、
とっても寒々しい営みだった。
チップ、100THBを女性に渡し、部屋を後にした。
『アレ?200やなかったっけ・・・マズったな・・・」と思うも、私はすでに階段を降りていた。

私はホールを横切り店を出て行った。
女性案内係は敢えて背を向け無視している様だった。
普通なら礼か、「ありがとうございました」だろ・・・。
ホントは、流れとして手数料払わないといけなかったのか、日本人だからということで請求したのか不明のままで、タイ人と日本人との料金設定も違うらしい。

待っていたKさんに手を挙げ、知らせる。
開口一番、
「寒いよ。気になって、堪らんかったよ」
「そう、タイはクーラー効きすぎなんですよ。どこでも。彼らはいいんでしょが、日本人はねぇ・・・どうだったんですか?気持ち良かったでしょ!」
「いや、まぁ、しましたが・・・痛くて、痛くて」
「えっ!何故?」
「あのう、石鹸だけで泡作ってるでしょ。アレ、ダメなんです。脂分取っちゃって、だから、痛くて・・・」
「そー、石鹸・・・特殊なモノじゃないしね。ローションでもないしね・・・でも、良かったじゃない。良かった、良かった。じゃ、ご飯、食べよう」
「ええ」
「日本料理、行こうか?きつねうどん食べたくてね」
「はい、いいですね」

一番、お目当てだった、カマクラ、ベンケイだったかな、その店はお休み。
こうなったら、どうしても日本食ということで、
見つけて入った”粽(ちまき)”っていう店。

入るなり、坂本冬実の演歌が飛び込み、マスターの老人が立っているだけで日本と感じた。
壁には日本語のメニュー。やはり、落ち着く。
私はいろいろ悩んだ挙句、ラーメン。
Kさんは冷やしぶっかけうどん
つまみに揚げナスとだし巻きとサラダを注文。
(写真、間違って消してしまいました。ホントに残念です)
どれも、美味しい一品でした。
で、高くはないし、もしかしたら、日本より安いかも。
ラーメン、155THB、540円だもん。それに、チャーシューも2枚、入ってて旨かった。
でも、入った時は、私たち二人だけだった。
これで、本日のスケジュール終了。

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”粽(ちまき)”
料理の写真を消してしまいました。本当に残念です。


ごちそうさん」と立ち上がる。
リラックスし、火照って身体が、「痛・・・いッ!」
そう、日焼けだ。
『ソープに行くというのに、海、行ったから、灼けてヒリヒリや、何考えてんねんや、
まったく・・・早めに切り上げてホンマ、良かったわ。
全然、何も考えてなかったもんな・・・そら、楽しかったんやもん・・・』

日に焼けたことを改めて気付き、店を出る時、入れ替わりにお客が一人、入ってきた。

ソンテウを拾いに、メイン通りに行く途中、
縁石に坐っていたポチャとした女の子が、
「ありがとうございます。空いてますよ。どうですか?」
と寄ってくる。
結構、可愛い、ウブな感じ。
戸惑い乍ら、「N・・・o・・」と断る。

『やっぱり、私は男や無いな。
元気な男やったら、「いいやん、遊ぼう!」ってなり、また一つ、新しい経験ができたというのに・・・、そして、その後、また、どうなるか?・・・、そんな、未体験の体験が連鎖し、人生寄り道、楽しめたのに・・・』と妄想。

横からポツリとKさん、
「こうできないときに、いい女の子、来るんだもんなぁ」
捨て台詞で帰路に向かう。

「じゃ、明日、何時?」
「えっ?」
「バスステーションまで行ってあげるよ」
「ほんま、ほな、遅めで、8時半。お願いします」

宿に戻り、シャワーで大事な所を洗う、
やはり、
「痛っ!沁みる」
遊んだ、傷痕だ。


*しばらく風邪で喉痛、咳で魘されていました。引き続き、もう少し綴ります。よろしくお願いします。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その62

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観光客満載のフェリーに乗船、30分。
毎日こんな状態だと云う。嬉しい限りだ。
西洋人から韓国、中国、そして、私、日本人たちが引っ切りなしに、この観光都市、ここパタヤーを始め、プーケットチェンマイバンコク、ウボンラチャターニー各地に流れるタイという国はこれから益々、繁栄していく予感がする。

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フェリー


島に着くと各方面へ向かうソンテウがお待ちかねで、呼び込み合戦が繰り広げられている。
20THBのポテチを仕入れ、目当てのソンテウに乗り込みビーチに向かう。
ここで、私は昨日分も含め、500THBをKさんに渡しておく。あとはお任せ。
(ここのソンテウは高かった気がする。どこの国も特別地域はそんなもんだよなぁ)

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到着!


そして、目的のモンキービーチに到着!
ゆったりしたルッキングチェアに寝そべり、ビアーーー!!!!
「最高!」
Kさんが事前に買ってきたというチキンのから揚げ、これも、
「旨い!」

人も少なく、いい感じ。リラックス。
気持ちもオープン。
今日、1日、仕切ってくれるKさんが居るから安心なんだろう。
いかにも、リゾート、バカンスと云うコトバが似合う、1シーンだ。

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Kさんも打ち解けてきて、女性に纏わる1つ2つ3つの事情を、スマホの画像をピックアップさせ乍ら、ニコニコ懐かしむように笑う・・・。
「でさ、今より、12月、1月、2月、最高なんだ、湿気無く、爽やか。きっと、あなたもまた来るよ!」
「ええ、どうかなぁ・・・?」
「連絡入れてよ!」
「判んないですわ」
「来るよ、来るよ。待ってるよ」
と、Kさん自身の日本とタイの2カ国滞在ライフスタイルを目一杯満喫しているようだった。
『そうやなぁ。こんな感じで、後の人生、楽しんでもいいんだよな・・・だから、とっても、元気なんやろな』
私の後、彼もタイの海で人泳ぎ、ゆっくり、まったり、波任せで・・・。


そして、海辺のランチ。
チェアで寛いでいると浜辺のボーイが注文を取りに来る。
なんと、贅沢な。
私ごときが、日本では、決してしない、非日常を味わう。
チキン盛り合わせとデザートにパインのフローズンシャーベットを頂く。
一度食べてみたかったフローズン、島なので倍程割高だったが食べる価値有りのおいしさだった。

海、せっかくならば、ド、ピーカンを望んでいたが、どんより薄曇り・・・、
生憎の天候の下、半日だが、ひと泳ぎし、チキンとビールでノンビリした時間を過ごせた。

そして、旅の終わりの気配がヒシヒシと忍び寄る刹那で寂しくもあった。


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ソンテウ出発まで待つ!

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島からパタヤーの街、望む

程よい時間でビーチを切り上げフェリーに乗船。
が、そこで、満杯になるまで、1時間ほど待たされ、出航。
やっぱり、時間に関しては、価値観の違いで仕方ないんだろうな。
いろんな人種の人たちも乗っていたが誰一人、文句は言わない。ように見えた。
本土に着き、一旦、別れ6時にナイトプレイ集合!

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ホテルに戻るなり、そのまま、真水のプールで初、一泳ぎして、チェアーで微睡む。
部屋に戻り、ぬる〜いシャワーでスッキリ!
高鳴る心臓、ビールを飲み、時を待つ。

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60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その61

6月26日(火)、12日目

6時半に迎えに来てくれたKさんにスマホを借りる。
嫌がることなく、気持ちよく対応してくれた。
これで、バンコク、”ジャストベッドホテル”、バッチリ、ゲット!

Kさんオススメの朝のお粥を食べに向かう。
滞在中は、毎朝、欠かさず、食べるという絶品のお粥らしい。
正直言って、ほんまに旨い!
最高の一品だった!

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そのお店


でも、この店に来るまでに、
実は、ソンテウの兄ちゃんと大ゲンカのKさん。
やる時はやる底力。

ホテルから来るには、
一度ソンテウを乗り換えなきゃ行けない、コースなのだが、
最初のソンテウが、通常コースを行かず、中途半端な所で降りろと言う。
それじゃ、目的の別コースのソンテウが拾えない。
なぜ、行かないのかと押し問答・・・。

最後にはKさん、
「カモン、ポリスオフィス」と大声で叫び、従わさせようとする。
「でないと、金、払わない!」
執拗に責め、喰い下がらない。
「・・・」
ソンテウの兄ちゃんは黙って去って行った。
タイ語で対等に遣り合う、Kさん。
真意は判らないが、戦う時には戦わないと。
ダイエー時代から今まで生き残ってきたKさんの強引な所を垣間見た。

腹が減っては戦は出来ぬ!

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絶品!Kさんはいろんな調味料を使っていたが、私は無し。それでも、最高の味だった!

お腹も満足し、フェリー乗り場へ。
再び、ソンテウでGo!

このパタヤーで毎度毎度、登場するソンテウ
決まった各コースを周回しているソンテウ
どう乗り換えて目的地に着くかを考えた上で、目当てのソンテウを捕まえ、乗り込む。
1回、10THB、40円ほど、降りる時に支払う。
気軽に止めて、乗れて、降りれる。
オープン、ホロ付きダットサンみたいなもの。
日本の社会では、まぁ、無理やろうね。
安全、コンプライアンス云々で・・・・、
でも、とっても使い易いのになぁ。

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夜景


マッサージ店が軒並み続き、ひっきりなしに声を掛けてくる女性たち。
「社長サーん!」
「ありがとう」
「どうぞぅ・・・」
スペシャル系も本道も混ざって、ゴッタ煮状態。
で、その時、わたし好みの女性に、
「ねぇ・・・」
って、手を引っ張られる。
「おお!!!」
と、砕けそうになるが、どこかで、ハンドのみか・・・、
やっぱ、全身で洗ってもらいたいなぁ〜と、強い意志が甦り、振り切る。
(でも、一度はお手合わせしたかったなと心残りがあることはある)

GoGoBerとCafeBerの密集ストリートをしばらく歩いていると、
蠢く女性たちの、男を求め金を得る逞しさを、何故か肌感覚で感じるようになった。
女性たちのアッケラカンとした顔からくるのか・・・。
「したけど、どうなの?」
「入れて、抜いただけよ!」と。

中には女性より美しい男もいる。
だが、それは見れば感じる作られた美しさだなーと。
エロスと誘惑、ストリートに溢れる女性の吐息と匂い。
こう見ると汚れた感じがして、清潔そうなソープを選んでしまう。
でもさ、これはこれで、いい女の子が居れば、きっと、Goodなんだろうなぁ。
いい加減なもんよ!

鳴り響く音楽が、観音扉の入り口から溢れ出ている店に吸い込まれていくKさん。
続く、私。

天井のセンターから、幅5m、長さ10mほどのお立ち台の中心に向けてポールが落ちている。
そこへ、柔らかな肢体を巻きつけたり、腰をくねらせたりして、女性が戯れている。
艶やかな乳房を露わにして、歳の頃は23くらいだろうか。
ホールを彷徨き、屈託無く軽妙に振る舞う彼女たち。
中には、もう淫部も露わな女性も・・・。
その周りにはギラついた目が女の子を見定め、お気に入りを見つけようと必死だ。
群がる男たち、色気を発する女たち。


「どう、12、いいんじゃない?」と、慣れたKさん。
圧倒されている私は、ビールを呷り、
「ここは、このビール代だけでいいの?」と、入場料を気にする。
「そう!要らない!嫌なら、このまま帰ったっていいし、気に入った女の子がいれば、仲良く遊んでもいいしね」

思う。
女の子が潔く、強い。
日本の様な後ろめたさは無い。
ここで、稼いでいるんだよ私たちは。だから、生きていける。
廻りの男も、タイという国も、生きてくためには仕方ない。
これも行き方だよってな感じがする。なんでもやらなきゃ。
病気になったり、身を滅ぼしていく可能性は大いにあるかなって・・・思うも、
でも、決めるのは自分のせいだ。と、潔よいエネルギーが私を犯す。

私はそんな事を考えながら、明日のソープは24番だと決心。
ここは、ここでイイけど、まずはソープだ。
で、次に、ここもかなって気分だ。

店を出ると、なんと大雨、スコールだ!
雨止むのを待って、今日はお開きにしようかと二人で合意。
なかなか止まない雨。
外で客引きしながら休んでる女の子が嬉しい一言。
「店へ入りなよ!」
「もう出たからさ・・・」
「お金、要らない。トップレスなんだからさ・・・」
と何度も勧める。
「はぁ〜ぁ!?」
なんてイイトコだ!
日本なら、また、裸、見るんなら金取るよってトコなのに。
身体を売る女の子の心遣いにホンワリしながら、店に戻る事なく、
小止みになったので、
「じゃ、明日、朝8時頃、迎えに行くよ!」とKさん。

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ナイトプレイの写真は撮れてません。すみませんでした!


久し振りに行ってみたいという島、コンラーンで海水浴(日光浴)を楽しもうと言う。
「いい所なんだよ!」
「海か・・・行きたかったんや。いいですね」
気持ち良く、話に乗り、
Kさんが賄ってくれていた、この日のソンテウや度々の飲食代は、明日、まとめて支払うと約束して別れた。

ホテルに戻り、明後日のバンコクの宿をアゴタで決算しようとしたらエラー!!
まただ、なんで?
何度、挑戦してもエラー!
仕方ない。明日、Kさん頼みだ!
申し訳ないけどスマホを借りてみよう!←大変助かりました!!!
で、就寝。

01:30。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その60

翌日。
颯爽と、Kさんは小ザッパリした服装で登場。
ホテルまで迎えに来てくれて、ソンテウを2回乗り換えて、
ガーデニングスペースのお洒落なレストランに連れて行ってもらった。

「静かな方がいいかなと思いまして」
「凄い!いいところですね」
「何にします?魚、肉、どうしましょうか?」
「私、残念ながら、魚貝系は苦手なので」
「アァ、そうですか、だったら…」
Kさんにメニューを見繕ってもらう。

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入ったところ

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奥のガーデンスペース

まずは、シンハービールで乾杯!
隣のテーブルではムッチリミニスカの可愛いハイネケンキャンペーンガール
お客に自慢のビアーを注いでる。
「どう、ハイネケン頼むと注いでくれるよ」
「でも、ここで、ハイネケンはね」

野菜サラダ、スープと生野菜、もち米の炊いたん、ペリカンのクチバシ、
牡蠣のオムレツと料理が並ぶ。
口に合う物、合わない物、シンハービールとKさんの会話で夕食を楽しむ。
食が進んだのは牡蠣のオムレツとペリカンのクチバシ。
クチバシと言うぐらいだから、嘴をパリパリポキポキと食べるのかと思っていたが、
嘴に付いてる僅かの肉を刮げ取り、チュパチュパと食べるのだ。
本当にほんの少しだ。でも、これがなかなか旨い。
絶品だ!
「でしょ・・・!いけるでしょ!」
「ウン・・・ングング、ホンマに!」
と会話が弾む。

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ペリカンのクチバシ

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牡蠣のオムレツ


有名ホテル業界のマネージャー業に就き、長期休暇も取れる、
今でも現役バリバリの65歳の実力者、K さん。
そのKさん、私が21歳の時、かつての日本が誇る巨大スーパー、D本社(大阪、豊中市の江坂駅)の関連会社にアルバイトをしていた頃、
なんと、Kさんは、そのダイエーの社員だったと言うではないか!びっくりである。
このタイで!!
Kさんも嬉しそう。
「なんだー、そう!あの江坂、ダイエー。カーッッッ!世の中狭いね」
私、「東京、浜松町のHOC(ダイエーの地域略式名)も行きましたよ」
Kさん、「おー、そう!浜松町。懐かしいね!僕、居たんだよ。そこに!」
話が盛り上がり、グーッと短な人になっていく。

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ホロ酔いムードになり、
「で、THB、持ってきたの?」
「ええ」
「行くの?」
「チャンス、逃したくないので」
「あのね・・・」
Kさんが力を入れ、話し始める。
「マッサージはさァ。最初は普通にマッサージ、200THBでさ。
そっち系はさ、スペシャルするって言ってさ・・・幾らかな、プラス200かな。
で、ハンドでね!
次に、ビアバーかな。ビアバーに居る女の子、誘っていいんだよ。そういう積りでいるんだからさ。でも、その時は、OK出たらさ、店に600THB。店、空けるからさ。
で、女の子に1000THB、それで、泊まってるホテルなら、そこでいいから、そこのボーイとか守衛とか居るだろ、彼らに200THB、計1800THB。
別のホテル、行くんなら別だけどね。
次はゴーゴーバー、ここは、トップレスで踊ってる子を選ぶんだ。
で、さっきと一緒ね、ビアバーと。まぁ、ホテル、入って、あとは、アンタ次第だけど・・・でも、間違って、男選んじゃダメよ。そら、綺麗なんだもん、でも、見りゃ判るよ、なんとなくね。えー、あとは、身体洗ってくれるソープかな。いっぱい並んでる舞台から気に入った娘を選んでOK。2000THBプラス女の子にチップ200THBかな?」
と詳細に説明する。
私の頭はTHBと¥の換算でいっぱい・・・!?
で、「ヘー、そうなんや!よっしゃ」
「まぁ、とにかく、一通り見ようか?それで、決めたら」
「ええ」
「でも、本当に行く。で、どこがいい?」
「やっぱ、洗ってもらった方が・・・」
「じゃさぁ、彼女たち日本人見ると攻めてくるからさ、必要な現金だけ。で、財布見せない、カードも見せない!2000THBとチップの200THBを札のまま、ポケットに入れる。もし、心配なら500THBほどを後ろのポケットに入れるとかしないと。判った!」
「ええ」
「じゃ、行こう!」
と、ここでの支払い350THBをKさんに渡し、ソンテウを捕まえ突っ走る。


到着。
その前に、ゴムだ!という事で降りた先のドラッグストアで仕入れ、
まずは、ソープの重々しい観音開きの扉をくぐる。
すると、目の前、カポネ時代ではないかと見間違えるほどのゴージャスな空間。
舞台の前には、客用の丸いホワイトテーブルがずらりと並んでいる。とても、ゆったりと。
その舞台には、カラフルなコスチュームを纏い誘惑のオーラを発する美女がズラリと40名ほどクネクネしている。
その胸の高鳴りに酔いしれてると、客席で控えていた交渉担当の女性がドリンクのオーダーを取りにやって来た。ルールらしく、私はビール、Kさんはコーラを注文。やはり、割高で、50か100THBだったと思う。
あとは、ゆっくりお気に入りを探し、決まればその女性に告げる。

Kさんは楽しそうに、
「どう、行く?いい子いる?」
「ウーン、目移りして・・・あのー、あのバッチの赤と黄色、どう違うの?」
「黄は2500、赤は2000!」と言うと、
スッくと立ち、例の女性にもっと安くならないかと交渉。
さすが、迅速!
多分、仕事もスピーディな判断と対応をするんだろうなと思わせてしまうような身のこなし。しかも、タイ語はペラペラなKさん。
「ダメみたい。2500か2000だって」
「で、Kさんは?」
「いい、僕は待ってるよ」
「そんな・・・」
「いいよ、僕は、今度、アレだからさ」
「アレ?・・・」
「24番、いいんじゃない?」
「24・・・私もいいと思ってたんよ・・・ああ!18もいいね」
行く気満々にエネルギーが満ちてくる。
「僕なら24だね。すぐ!」
「2500でしょ。そこが・・・仕方ないかなぁ」
と、グチグチしているうちに、
「ああ!、行っちゃったよ。決まったみたい」
「・・・!!」
「どうします!ここはここで、おいといて、ほか見てみて、明日、また、来たらどう?」
『私、やっぱりダメな性格だ!』
出鼻を挫かれた感じ・・・。
『そうだな、明日もあるか・・・24が気になるし・・・』
「そうしましょうか」
と、退散し、出て、すぐ右手を行く。


*すみません。ここのシチュエーションの写真、撮る余裕ありませんでした。