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マッサージ店が軒並み続き、ひっきりなしに声を掛けてくる女性たち。
「社長サーん!」
「ありがとう」
「どうぞぅ・・・」
スペシャル系も本道も混ざって、ゴッタ煮状態。
で、その時、わたし好みの女性に、
「ねぇ・・・」
って、手を引っ張られる。
「おお!!!」
と、砕けそうになるが、どこかで、ハンドのみか・・・、
やっぱ、全身で洗ってもらいたいなぁ〜と、強い意志が甦り、振り切る。
(でも、一度はお手合わせしたかったなと心残りがあることはある)
GoGoBerとCafeBerの密集ストリートをしばらく歩いていると、
蠢く女性たちの、男を求め金を得る逞しさを、何故か肌感覚で感じるようになった。
女性たちのアッケラカンとした顔からくるのか・・・。
「したけど、どうなの?」
「入れて、抜いただけよ!」と。
中には女性より美しい男もいる。
だが、それは見れば感じる作られた美しさだなーと。
エロスと誘惑、ストリートに溢れる女性の吐息と匂い。
こう見ると汚れた感じがして、清潔そうなソープを選んでしまう。
でもさ、これはこれで、いい女の子が居れば、きっと、Goodなんだろうなぁ。
いい加減なもんよ!
鳴り響く音楽が、観音扉の入り口から溢れ出ている店に吸い込まれていくKさん。
続く、私。
天井のセンターから、幅5m、長さ10mほどのお立ち台の中心に向けてポールが落ちている。
そこへ、柔らかな肢体を巻きつけたり、腰をくねらせたりして、女性が戯れている。
艶やかな乳房を露わにして、歳の頃は23くらいだろうか。
ホールを彷徨き、屈託無く軽妙に振る舞う彼女たち。
中には、もう淫部も露わな女性も・・・。
その周りにはギラついた目が女の子を見定め、お気に入りを見つけようと必死だ。
群がる男たち、色気を発する女たち。
「どう、12、いいんじゃない?」と、慣れたKさん。
圧倒されている私は、ビールを呷り、
「ここは、このビール代だけでいいの?」と、入場料を気にする。
「そう!要らない!嫌なら、このまま帰ったっていいし、気に入った女の子がいれば、仲良く遊んでもいいしね」
思う。
女の子が潔く、強い。
日本の様な後ろめたさは無い。
ここで、稼いでいるんだよ私たちは。だから、生きていける。
廻りの男も、タイという国も、生きてくためには仕方ない。
これも行き方だよってな感じがする。なんでもやらなきゃ。
病気になったり、身を滅ぼしていく可能性は大いにあるかなって・・・思うも、
でも、決めるのは自分のせいだ。と、潔よいエネルギーが私を犯す。
私はそんな事を考えながら、明日のソープは24番だと決心。
ここは、ここでイイけど、まずはソープだ。
で、次に、ここもかなって気分だ。
店を出ると、なんと大雨、スコールだ!
雨止むのを待って、今日はお開きにしようかと二人で合意。
なかなか止まない雨。
外で客引きしながら休んでる女の子が嬉しい一言。
「店へ入りなよ!」
「もう出たからさ・・・」
「お金、要らない。トップレスなんだからさ・・・」
と何度も勧める。
「はぁ〜ぁ!?」
なんてイイトコだ!
日本なら、また、裸、見るんなら金取るよってトコなのに。
身体を売る女の子の心遣いにホンワリしながら、店に戻る事なく、
小止みになったので、
「じゃ、明日、朝8時頃、迎えに行くよ!」とKさん。
久し振りに行ってみたいという島、コンラーンで海水浴(日光浴)を楽しもうと言う。
「いい所なんだよ!」
「海か・・・行きたかったんや。いいですね」
気持ち良く、話に乗り、
Kさんが賄ってくれていた、この日のソンテウや度々の飲食代は、明日、まとめて支払うと約束して別れた。
ホテルに戻り、明後日のバンコクの宿をアゴタで決算しようとしたらエラー!!
まただ、なんで?
何度、挑戦してもエラー!
仕方ない。明日、Kさん頼みだ!
申し訳ないけどスマホを借りてみよう!←大変助かりました!!!
で、就寝。
01:30。