60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その4
目的のホステルへ向かうA1、A2のバスを待つ。
『22時50分やん。こら、間に合わんわ。電話もでけへんし・・・しゃぁない、行くしか。当たり前やけど』
そんなことを思ったりして不安が膨らむ。
A1、A2のバス停前のベンチで待っていると、隣に腰掛けるバス関係者らしき中年女性。
確認するチャンスだ。
地図を広げ、宿の場所を示し、片言の英語で『A1 A2 OK?』、
『OK!』と頷かれ、その流れで、なんとアンケートを取られる。
どこから?日本、何歳?60歳・・・同行調査らしい。
この地に慣れなきゃ、何でもいいから心地よく答える。
片言の英語の単語で。
そして、彼女に再確認、A2ならこのバス1本だけで宿のある目的地に着くということが判り、
A2、1本に決め、到着して待機していたバスA1を見送る。
そろそろ、来ても良さそうだろうと、時間を見ると23時を回っている。
そこへ、また、A1が入ってきた。
心配なので車掌さん(彼は、乗車後、料金を徴収する役目)に、
しどろもどろ繋がりのない英語で尋ねる。
『A2 OK?』『・・・?』伝わったのか、伝わらなかったのか、
もう一度、『A2 A2・・・』『・・・OK』と。
不安ながら期待して、またもや、A1、去って行くのを見送る。
そろそろ、来てもおかしくないはずだ。が、なかなか来ない。
『おかしいなぁ?けえへんやん』
焦ってきた私は、A2の時刻が表示されているプレートらしきモノがあったのを見つけ、
それをじっくり見始める。
(だって、あのミミズ状の文字の塊はまだまだ分からない)
『ああ〜、ガガーン!?A1は5分おき、A2は30分おきやん!あら〜、あと15分たたなきゃぁー・・・』
胸中、ワサワサ中、暫くして、A1が滑り込み、慌てて乗車。
『フーー・・・』
で、次はなんと、ここから数十メートル先にはドンムアン空港のメインバス乗降口があるではないか!
(ここが、そうだったのか!ロビーも綺麗で、ATMもたくさんある)
ここでは、お客さんもたくさん乗り込んでくる。
やっと、モーチット駅へ、いざ出発。
もしかしたら、ここからA2の特別バス出ていたかもなんて思ってしまう。