60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その74
入ると先ほどの女性2人がチェックイン中。
興奮しているのか、ギャーギャーうるさい!
と、思っていたら、フロントの女性が静かにしてくれって注意!
どこの国も同じだ。
310THB+デポジットの100THBを支払い、チェックイン。
結構きれいで、フロントの女性も感じいい。
さらに、コーヒー、クッキー、トースト、カップラーメンなどなどの
無料サービスもあり充実している。
誰も居ない12ベッドルームの1ベッドに案内され、
荷を降ろし、一息つくと、
周辺の散策に出かける。
「ダイアモンド&ラストホステル」はショッピングエリアの一角にあり、
ここは、化粧品の問屋街を中心に各商店等々が拡がっている区域みたいだ。
その周辺には屋台も並び、自然と人々も集まって来る。
その中のコンビニ、セブンイレブンには、例に漏れず、学生が吸い寄せられていく。
『どこの国も一緒やん』
表より裏だ、とショッピングエリアの裏手に廻る。
そのまま、ブラブラ、気の向くまま、歩いていくと、
近くにハイスクールがあるのか、
下校途中の学生で賑やかな時間帯に遭遇。
周囲には学生相手の軽食屋もあったりする。
さらに、まったりゆったり行く、当て所なく。
『そう、こんな感じで進んで行きたかったんやけどなぁ』
足のおもむくまま・・・。
明日、帰れるという安心と、
もう時間がないという諦めからくるゆとりが
リラックスさせるんでしょうか?
『アレを見たい、コレが見たい。ああしたい、こうしたい』みたいな欲があると
この様に出来ないんだろうな・・・。
今回の数時間はその濃密な時間を味わえた。
時折、お店、やっているのか、いないのか、
中途半端で判らない、お店をよく見かける。
人の気配を感じたら出て来るんだろうなぁ。
呑気でスローな空気が漂っている。
そのまま、どんどん、進んでいく。
車の行き交う大きな通りに出た。
右に折れる。
すぐ先に橋があり、渡ると右手に市場が拡がる栄えた地域に出る。
食物の入ったビニール袋、果物、独特の匂いが鼻を敏感にする。
『ここはタイだ!』
今までに見てきた市場を思い出しながら、
『一緒やなぁ』と物色し、引き返す。
タイオリジナルのコンビニがあったので、
土産用の分も含め、今晩のビールとピーナッツを仕入れる。
さらに、ショッピングエリア周辺で構えてた屋台で、
たこ焼き状の丸く、チーズ、コーン入りの粉もん焼きを見つけ、
『こんなん、あるん!』
たこ焼き好きな私は、思わず買う。
ドミに戻って、シャワーを浴び、
ビールとあの”たこ焼き”を食す。
甘くて、とろ〜とした、淡白な何とも言えない味だったが、悪くない。
ただ、最後のこの日の妄想は、
一人、Barへ行って、女性と出会い・・・チョメチョメを夢見ていたが、
やはり、叶わず。
残念。
『間違って行った、あの橋を渡った所にあったカフェバー、
ああいう所での出会いが・・・』
と、思いながら、明日に控え、寝る。