動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その73

ドンムアン駅、着。
空港の反対側、
国道の上に設けられた長い歩道橋を渡り、宿探しだ。
どんよりとした雲、雨がパラパラ、落ちてきた。
慌てる。
途中、歩道橋を右に降り、
飲食物メインの屋台が並ぶ通りを、真っ直ぐ突き進んでいく。
屋台が終わった辺りに交差点があり、それを左に主要道路を渡る。

『たぶん、こうだったよな・・・?』
しばらく行くと橋があり、渡ると感じ良さそうなカフェバーがある。
『夜、ここで、一杯。いいかも』と進む。

多分、この辺りだったような気がする、が・・・、
宿らしき建物は見当たらない。
なんとも言えない。
判らない。
尋ねるしかないな。

タイに慣れてきた私は、住所を手に、屋台準備中の女性に聞く。
「No!」
愛想がない、多分面倒くさいのだ!
仲間らしいもう一人に聞く。
「OK!」
『やったー!この違いは何だ』
彼女は、わざわざ、紙を用意して書きながら、
「あなた、ビッグテンプル・・・そう、その前、歩いて来たでしょ?」
頷く。
「そこを右に曲がり、駅前に大きなアマリエアポートホテルあるでしょ。
そこを越え、まっすぐ行って右にある!」
と言うではないか!
完全に逆を来たんだ。
礼をし、慌てて引き返す。

「でも、最後の方の位置、右にある・・・それがハッキリ判らない・・・」
反復しながらも、それが気になり始め、本降りになった雨の中、急ぐ。

オシャレな保険代理店のウインドウ越しに
テキパキと働く女性が目に入ったので、
なぜか、反射的に飛び込む。
「エキュスキューズミー・・・」
再度、聞く。心配なんだ、右の位置が!
その女性は、男性社員も巻き込み、手際よく説明。
「おお!」
先ほどの女性と同じだ。
ただ、最後にサイアムバンクの所を右に”折れる”ということがハッキリした。
「ありがとうございます」
「You、どうして行くんだ?」
「徒歩、Work」
「Oh!バイクじゃ無いのか?徒歩!・・・Ok!頑張って!」
親切な人たちだった。

小降りになった中、安心しきって宿に向かう。
が、アマリエアポートホテルを超えた先にあるべきサイアムバンクが無い。
ただ、変哲もない建物が立っているだけで、右に折れている道は途中で行き止まり。
この先まっすぐは、右手の団地らしき建物を囲っている塀が、ずーっと延びてるだけ。
結構、長い。
「!?おかしい・・・」
200mほど先になんとなく、右に折れる道がありそうな気配。
行ってみる。行く。折れるが行き止まり。何にも無い。
「間違ったかなぁ」
先ほどの変哲もない建物の所まで戻る。
再確認、右に折れている行き止まりの道を改めて見てしまう。
当然、行き止まりで何も無い。
お陰様で、雨も止む。

何か手掛かりはと、住所の標識を見つける。
地名は・・・OK。
ただ、番号が違う。
ここは1で、宿は2だ。
なら、やっぱり、この先の様な気がする。

そうだ!
ここに戻って来る時、
向こう側の歩道をトランク引っ張って歩いてた若い女性2人とすれ違ったよなぁ・・・
彼女たち、多分、宿に向かっているんだよな!
ということは、
「!!」

再び、団地の塀の道を突き進む。
もう、すでに彼女たちの姿は無い。
そうか、ずーっと先にあるんだ。
ドンドン、進む。期待が確信に変わる。
「ヤッター!」
右手にサイアムバンクのATMがある。
右に折れる道・・・、
見ると、なんと小さなショッピングエリアじゃないか!
奥に入っていくと、右手に探していたドミ「ダイアモンド&ラストホステル」を見つけた。

f:id:tonpin:20190418205730j:plain
商店に挟まれている