動く生活・かぱぴぷログ

人は時間がある限り、生から死へ動き続けてます。そのさ中に考えたことです。

60オッさんのタイ〜ラオス 1人旅 その63

再集合!

陽が落ちる頃、
Kさんに連れられ、昨日来た、見慣れた誘惑の通りを行く。
Kさん、歩みを止め、
「この店も見ていこうか?」

別店に入る。
昨日と同様、舞台では女性たちが愛想を振舞っているが、
中には、「知らないわよ」と頭を垂れている女性もいる。でも、閑散としているのだ。
「時間、悪かったかな。全員、揃ってないよな。多分、第1陣、入ったんだよな・・・」
『ということは・・・』
「どう・・・?」
いい感じの女性も居たが、やはり、昨日の24番が浮かび・・・、濁しながら返答。
「そうやなぁー・・・」
「・・・じゃ、行くか!」
「そうですね」
と、呆気なく出て行く。

で、メインの店。
「ああ・・・ここも、少ない」
「やっぱりか・・・どう、いい子いる?」とKさん。
居ない!勿論、24番も・・・、仕方ない、そんなもんだ。自分の頭をフル回転させ、2、3人に絞る。パッと決めたいが、少ないといっても20数名の女性がこちらを見つめていれば、悩んでしまう。
「あんまり、長い間、見てると嫌がられるよ。渋々ってな感じで。スパッと決めて、Go!がイイみたいよ」
『判ってますが・・・』
「じゃ、巨乳でポッチャリの◯番!」

Kさんが取次ぎ担当の女性案内係に伝えてくれ、受付へ向かい、2000THBを支払う。
すかさず女性案内係が手数料として200THBを請求。
すると、Kさん、咄嗟に割り込み、
「なぜ、アナタが貰えるの。アナタ、おかしいじゃない。何もしてないじゃない。女の子のポイント言ったり、薦めたり、何もしていないじゃない。あなた、払わなくていい。これは、中で女の子にチップとして払うのは、判るよ。中で払うもんだよ!」
と、捲し立て、女性案内係は引き下がっていった。
『凄い!!』言うときは言う。
「じゃ、”あそこ”で待ってるから。8時過ぎくらいかな?」
Kさん、にっこり笑って、一人、先に去って行く。

私は、選んだ女の子と腕を組み、2階へ上がって行く。
そして、部屋へ。
すると、すかさず、ボーイが飲み物の注文にやって来た。
『なるほど・・・』
彼女が私を見る。
「要らないよ・・・No!」
もちろん、彼女はジュースを注文。100THB、渡す。
お湯、マットなどの準備をしている間に、ボーイがジュースを持って来て、
・・・やっと、落ち着く。

巨乳でも、身体も同様、結構ふっくらしている。
そして、
「寒ッ!」
冷房、効き過ぎ!
弛めてみたいなことを言ったが、ここでは変えられないらしい。
でも、彼女は、暑いらしい。
『違うんやなぁ・・・』

バスタブにお湯が溜まると、いそいそと湯に浸かり、
「よろしくね、頼むよ」と日本語で笑顔を送る。
彼女も「・・・?!」って、笑顔で答える。
下着を脱ぎ、素っ裸になり・・・。

あとはご想像に・・・???

そして・・・、
それなりの戯れをして、開放されはしたものの、
とっても寒々しい営みだった。
チップ、100THBを女性に渡し、部屋を後にした。
『アレ?200やなかったっけ・・・マズったな・・・」と思うも、私はすでに階段を降りていた。

私はホールを横切り店を出て行った。
女性案内係は敢えて背を向け無視している様だった。
普通なら礼か、「ありがとうございました」だろ・・・。
ホントは、流れとして手数料払わないといけなかったのか、日本人だからということで請求したのか不明のままで、タイ人と日本人との料金設定も違うらしい。

待っていたKさんに手を挙げ、知らせる。
開口一番、
「寒いよ。気になって、堪らんかったよ」
「そう、タイはクーラー効きすぎなんですよ。どこでも。彼らはいいんでしょが、日本人はねぇ・・・どうだったんですか?気持ち良かったでしょ!」
「いや、まぁ、しましたが・・・痛くて、痛くて」
「えっ!何故?」
「あのう、石鹸だけで泡作ってるでしょ。アレ、ダメなんです。脂分取っちゃって、だから、痛くて・・・」
「そー、石鹸・・・特殊なモノじゃないしね。ローションでもないしね・・・でも、良かったじゃない。良かった、良かった。じゃ、ご飯、食べよう」
「ええ」
「日本料理、行こうか?きつねうどん食べたくてね」
「はい、いいですね」

一番、お目当てだった、カマクラ、ベンケイだったかな、その店はお休み。
こうなったら、どうしても日本食ということで、
見つけて入った”粽(ちまき)”っていう店。

入るなり、坂本冬実の演歌が飛び込み、マスターの老人が立っているだけで日本と感じた。
壁には日本語のメニュー。やはり、落ち着く。
私はいろいろ悩んだ挙句、ラーメン。
Kさんは冷やしぶっかけうどん
つまみに揚げナスとだし巻きとサラダを注文。
(写真、間違って消してしまいました。ホントに残念です)
どれも、美味しい一品でした。
で、高くはないし、もしかしたら、日本より安いかも。
ラーメン、155THB、540円だもん。それに、チャーシューも2枚、入ってて旨かった。
でも、入った時は、私たち二人だけだった。
これで、本日のスケジュール終了。

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”粽(ちまき)”
料理の写真を消してしまいました。本当に残念です。


ごちそうさん」と立ち上がる。
リラックスし、火照って身体が、「痛・・・いッ!」
そう、日焼けだ。
『ソープに行くというのに、海、行ったから、灼けてヒリヒリや、何考えてんねんや、
まったく・・・早めに切り上げてホンマ、良かったわ。
全然、何も考えてなかったもんな・・・そら、楽しかったんやもん・・・』

日に焼けたことを改めて気付き、店を出る時、入れ替わりにお客が一人、入ってきた。

ソンテウを拾いに、メイン通りに行く途中、
縁石に坐っていたポチャとした女の子が、
「ありがとうございます。空いてますよ。どうですか?」
と寄ってくる。
結構、可愛い、ウブな感じ。
戸惑い乍ら、「N・・・o・・」と断る。

『やっぱり、私は男や無いな。
元気な男やったら、「いいやん、遊ぼう!」ってなり、また一つ、新しい経験ができたというのに・・・、そして、その後、また、どうなるか?・・・、そんな、未体験の体験が連鎖し、人生寄り道、楽しめたのに・・・』と妄想。

横からポツリとKさん、
「こうできないときに、いい女の子、来るんだもんなぁ」
捨て台詞で帰路に向かう。

「じゃ、明日、何時?」
「えっ?」
「バスステーションまで行ってあげるよ」
「ほんま、ほな、遅めで、8時半。お願いします」

宿に戻り、シャワーで大事な所を洗う、
やはり、
「痛っ!沁みる」
遊んだ、傷痕だ。


*しばらく風邪で喉痛、咳で魘されていました。引き続き、もう少し綴ります。よろしくお願いします。